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リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い|現役人事が3つの分かれ道で解説

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転職を考えはじめて求人を探そうとすると、リクナビNEXTリクルートエージェントの2つが並んで出てきます。名前が似ていて、どちらも無料。いざ登録しようとして、「どちらを選べばいいの?」と少し迷った経験がある方もいるのではないでしょうか。

この記事では、2つのサービスがどこがどう違うのかを6つの項目で並べ、なぜその違いが生まれるのかを、求人が企業からあなたに届くまでの道のりから説明します。そのうえで、自分はどちらから始めるかを、3つの分かれ道で決められるようにします。サービスの仕様や画面の表示は、すべて2026年9月時点の内容です。

この記事で分かること
  • リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い(6つの項目で比較)
  • 求人数を、公表されている数字どうしでは並べられない理由
  • リクナビNEXTの求人が、どこを経由してあなたに届いているのか
  • 評判で気になる点と、在職中に会社へ知られないかという不安の答え
  • 自分はどちらから始めればいいのか(3つの分かれ道)
すけさん

私も転職を考えたとき、リクルートエージェント、リクナビNEXT、リクルートダイレクトスカウトのアプリを3つ入れてみました。ところがどれを開けばいいのか分からなくなって、結局ひとつしか開かなくなりました。これは1人の利用者としての実感です。普段は採用担当として、両方から応募を受け取る側にもいます。

この記事の要点を先に並べます。気になるところから読んでいただいて大丈夫です。

知りたいことひと言でいうと
どんなサービスか求人サイトと、担当者がつくエージェント
いちばん大きな違いは間に担当者が入るかどうか
求人数はどちらが多い?時点も数え方も違うので、並べられない
なぜ無料なのか/求人の中身は求人が届く道のりが違う
評判はメールは多い。止め方はある
会社にバレない?登録だけでは伝わらない。設定が1つある
結局どちらから始める?迷っている段階なら、まず求人サイトから
両方使っていい?二重応募の心配は、ほぼ要らない

2つの違いは、機能の多い少ないではありません。どちらも自分で求人を検索して応募できます。変わるのは、探せる求人の範囲と、応募したあとに担当者が間に入るかどうかです。そしてその違いは、企業から求人が届くまでの道のりが違うところから生まれています。

すけさん

まずは、リクナビNEXTがどんなサービスかからご紹介していきます。

目次

リクナビNEXTとはどんなサービスか

リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い。自分で探す型と紹介される型の対比

リクナビNEXTは、自分で求人を検索して、自分で応募する転職サイトです。

登録も利用も無料で、気になった求人があればその場で応募できます。担当者との面談を挟まずに、自分のペースで進められるのが基本の形です。

公式の編集方針ページによると、リクナビNEXTは1998年にスタートした情報誌『Digital B-ing』を起源とし、2002年6月から転職の総合サイトとして続いているサービスです。運営は、2025年4月からIndeed Japan株式会社が担っています(2025年3月までは株式会社リクルート)。公表されている会員数は約1,300万人以上です(2024年5月末時点)。

リクルートエージェントとの関係も先に整理しておきます。公式サイトには、この2つを並べて案内するページが用意されています(2025年10月7日更新)。どちらかがどちらかの一部という関係ではなく、性格の違う2つのサービスが比較して案内されている、という位置づけです。

自分で求人を探して、自分で応募するサービス

リクナビNEXTの基本は検索です。職種や勤務地、こだわり条件を入れて求人を絞り込み、気になったものに自分で応募します。リクルートエージェントの公式サイトでは、転職サイトの特徴として「どなたでも、どの求人にも応募することが可能」と説明されています(2025年10月7日更新)。

応募するかどうかも、いつ動くかも自分で決められます。裏を返すと、求人を選ぶ作業も自分でやることになります。

企業から届く「オファー」という入口

探すだけではなく、企業のほうから声がかかる入口もあります。リクナビNEXTの公式ページには、自分で求人に応募できることに加えて、「気になる」機能で企業から「面接に来ませんか?」メッセージ受取可能と書かれています(2025年8月4日更新)。

つまり、自分から探す入口と、届く入口の2つがあります。オファーのときに企業側から何が見えているのかは、在職中の方がいちばん気にされるところだと思います。その点は『会社にバレる?』で触れます。

登録してすぐ使える「グッドポイント診断」

リクナビNEXTには、グッドポイント診断という、自分の強みを言葉にするための診断が用意されています。転職活動の準備として、登録したあとすぐに使えます。

職務経歴書を書こうとして手が止まるのは、実績が足りないからではなく、自分の持ち味を言葉にしたことがないからであることが多いです。そこを埋める道具、という位置づけです。

ここまでを、2つのサービスの基本情報として並べておきます。

項目リクナビNEXTリクルートエージェント
サービスの型転職サイト転職エージェント
求人の探し方自分で検索する自分で検索する/紹介やオファーも届く
担当者つかないつく
応募のしかた「どなたでも、どの求人にも応募することが可能」自分で選んだ求人に、担当者を通して応募する
求職者の費用無料無料
2026年9月時点。出典:リクルートエージェント公式「リクルートエージェントとリクナビNEXTの違い」(2025年10月7日更新)

求人数の行は、この表には置いていません。公表されている数字が3つあり、時点も数え方もそろっていないためです。理由は次の章で説明します。

まずは求人をひととおり眺めてみたい、という段階であれば、登録だけ済ませておくと動きやすくなります。

採用のウラ側メモ

転職サイトは、企業から見ると「求人を出して待つ場所」です。応募が来るまで、企業側は誰が見ているかを知りません。だから応募した瞬間が、企業にとっての最初の接点になります。逆にいえば、眺めているだけの段階では、企業側には何も起きていません。

リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い ― 6つの項目で並べる

リクナビNEXTのホーム画面
リクナビNEXT 公式サイト(2026年9月時点)
すけさん

こちらはリクナビNEXTにログインしたあとのホーム画面です。上部に検索窓が並び、キーワードと勤務地を入れて求人を探す作りになっています。

違いを機能で数えていくと細かくなりすぎます。まずは大きいところから2つ、そのあとに6つの項目で並べます。

求人の探し方 ― どちらも自分で検索できます

リクナビNEXTは、公開されている求人の中から自分で条件を決めて探します。条件を変えれば結果もすぐ変わるので、「この条件だとどれくらいあるのか」を自分の手で確かめられます。

リクナビNEXTと同様にリクルートエージェントでも、自分で求人を検索して応募できます。

マイページには求人検索の画面があり、勤務地や年収、職種などで絞り込んで、気になった求人に自分で応募していく流れです(2026年9月時点の画面)。

担当者からの紹介を待つだけ、という使い方ではありません。

そのうえで、届く入口もあります。担当者からのおすすめや企業からのオファーが画面にたまっていくので、自分で探す道と、向こうから届く道の両方があるという形です。

では探し方で何が変わるのか。探せる求人の範囲です。リクナビNEXTで探せるのは公開されている求人、リクルートエージェントで探せるのは、そのサービスが扱っている求人です。同じ言葉で検索しても、出てくる母集団が違います。

間に人が入るかどうかが違う

この2つを本当に分けているのは、ここです。あなたと企業の間に担当者が入るかどうか。担当者が入ると、応募書類の添削や面接の対策、面接日程の調整、年収の交渉まで、間に立って進めてもらえます。リクナビNEXTでは、そこを自分で進めることになります。

どちらが優れているという話ではなく、手間を自分で持つか、人に預けるかの違いです。6つの項目で並べると、次のようになります。

項目リクナビNEXTリクルートエージェント
探し方公開されている求人を自分で検索自分で検索できる/紹介やオファーも届く
担当者の有無つかないつく
書類添削・面接対策自分で準備する担当者のサポートを受けられる
日程調整・年収交渉自分で企業とやり取りする担当者が間に入る
非公開求人公開されている求人から探す非公開求人の紹介がある
利用のペース自分のペースで進められる担当者とやり取りしながら進む
2026年9月時点。出典:リクルートエージェント公式「リクルートエージェントとリクナビNEXTの違い」(2025年10月7日更新)

気になるのは「非公開求人」だと思います。選ばれた人にしか出てこない特別な求人を想像しがちですが、採用する側の事情はもう少し地味です。

私の会社でも、募集を公開しないことがあります。理由は、退職予定の方の後任をまだ社内に伝えていない、募集していること自体を同業に知られたくない、といったものです。中身が特別なのではなく、公開できない事情があるだけということが多くあります。これは自社の運用で、他社がどうしているかは分かりません。

求人数は、公表されている数字どうしでは比べられません

比較記事でいちばん見かけるのが求人数ですが、この2つは数字を並べにくい組み合わせです。公表されているものが3つあり、どれも性格が違います。

リクナビNEXTのトップページには、掲載求人数 1,816,000件以上と表示されています(2026年9月時点)。一方で、リクルートエージェントとの違いを説明している公式ページには、「リクナビNEXTの求人数は非公開です」と書かれています(2025年10月7日更新)。同じページで、リクルートエージェントは約100万件と案内されています(2025年9月30日時点)。

並べにくいのは、数字の大小ではなく前提のほうです。時点がそろっていませんし、何を1件と数えているかは公表されていません。ページの役割も、トップページと比較ページとで違います。

そのうえ、リクナビNEXTの求人は配信プラットフォームを通じて届いています(次の章で説明します)。同じ求人が別の媒体にも出ていることがある以上、件数の大小だけで求人の多い少ないを判断するのは難しくなります。

求人の数で選ぶのではなく、探し方と、間に人が入るかどうかで選ぶほうが、判断を間違えずに済みます。

応募から面接までの手順が違う

実際に動き出したあとの流れも変わります。リクナビNEXTでは、求人を見つけたら自分で応募し、企業から届く連絡に自分で返信して、面接の日程も自分で調整します。やり取りの相手は企業です。

リクルートエージェントでは、登録したあとにまず担当者との面談があります。そこから先は、自分で検索した求人にも、届いた求人にも応募できます。応募すると担当者が企業に推薦し、日程の調整も担当者が間に入ります。やり取りの相手は担当者です。

在職中で日中に連絡を取りにくい方にとっては、この差がそのまま進めやすさの差になります。逆に、自分のタイミングで動きたい方には、間に人が入らないほうが早いこともあります。

応募した経路によって書類選考が有利になるのか、という点は別の記事で扱っています。

採用のウラ側メモ

非公開求人は、中身が特別なのではなく、公開できない事情があるだけのことが多いです。後任募集で現職の方にまだ伝えていない、競合に動きを知られたくない。求人票に書かれないのは、その事情のほうです。気になるときは、面談で「この募集は増員ですか、後任ですか」と聞いてみてください。

なぜ違いが生まれるのか ― 求人が企業からあなたに届くまでの道が違う

リクナビNEXTはIndeed PLUS経由、エージェントは担当者が間に入る経路
すけさん

どちらも無料だと聞くと、かえって不安になりませんか。私も転職を考えたときに、無料ということはどこかで帳尻が合っているはずだと思いました。ここは仕組みが分かれば済む話なので、順番にお話しします。

どちらも、求職者は無料です。費用を払っているのは企業の側です。そして、企業が払う形が違うために、求人があなたに届くまでの道のりも変わります。

リクナビNEXTの求人は、配信プラットフォームを経由して届いている

ここで押さえておきたいことがあります。リクナビNEXTの求人は、Indeed PLUSという求人配信プラットフォームを通じて届いています。企業向けの案内ページには、「リクナビNEXTはIndeed PLUSの連携求人サイトです」と明記されています(2026年9月時点)。

Indeed PLUSそのものは、公式サイトで複数のIndeed PLUS連携求人サイトと連携し、多様な求職者と多様な仕事の効果的なマッチングを実現する求人配信プラットフォームと説明されています。提供が始まったのは2024年1月です。

連携している求人サイトは、リクナビNEXTだけではありません。公式に公開されている一覧は次のとおりです。

Indeed PLUS 連携求人サイト
1Indeed
2リクナビNEXT
3タウンワーク
4フロム・エー ナビ
5とらばーゆ
6はたらいく
7リクナビ派遣
8求人ジャーナルネット
9ディースターNET
10物流・ドライバー求人サーチ
11しゅふきた
2024年11月26日現在。Indeed PLUS 連携求人サイトは随時追加予定です。掲載対象となる連携求人サイトの種類や掲載可能時期は変更の可能性があります。出典:リクルート公式「Indeed PLUSとは」(2025年10月9日更新)

求人サイトの名前を並べられても、求職者としてはピンとこないかもしれません。

大事なのは件数ではなく、1つの求人が、複数の入口に配られる仕組みになっているという点です。

「この媒体だけの求人」という考え方は、以前ほど当てはまりません

どの求人サイトに出るかは、求人ごとに自動で振り分けられています。公式の説明には、「求人の内容・特性や閲覧・応募状況等に照らしてIndeedが最も当該求人に相応しいと判断した連携求人サイトへ自動掲載します」とあり、「単一の連携サイトにのみ掲載されることもあります」とも書かれています。

つまり、複数のサイトで同じ求人を見かけることもあれば、1つのサイトにしか出ていないこともあります。どちらか一方に決めつけられる話ではありません。

「あちこちで同じ求人を見る」という感覚も、「このサイトでしか見ない求人がある」という感覚も、どちらも同じ仕組みで説明がつきます。ここから読み取れる実利はひとつです。

求人サイトを何個も掛け持ちする前に、まず1つを丁寧に見るほうが、時間の使い方としては効きます。

費用の形も変わっています。

企業向けの案内ページ「途中で掲載を止めても費用はクリックされた分だけ」
リクナビNEXT 法人向けページ(2026年9月時点)

こちらは求職者向けではなく、企業向けの案内ページに書かれている内容です。そこにはIndeed PLUSは、クリック課金のため、求人がクリックされた分しか費用は発生しません「いつでも停止できるので、採用状況に合わせた利用ができます」と説明されています(2026年9月時点)。有料広告掲載は3,000円から利用できる、とも書かれています。

ここで押さえておきたいのは、掲載枠を買い切る形ではないということです。企業はいつでも止められますし、止めればそこまでの費用で済みます。そのぶん、求人の出入りが起きやすくなります。気になった求人があれば、早めに開いておくほうが確実です。

エージェント側は、間に人が入るぶん道のりが違う

リクルートエージェントのほうは、あなたと企業の間に担当者が入り、入社が決まってから企業に費用が発生する形です。求人を出して待つだけではなく、担当者が希望を聞き、応募した人を企業に推薦するところまでを担います。

求人が「配られて届く」のか、「人を介して選ばれて届く」のか。ここが、先ほどの6つの違いの出どころです。機能の差ではなく、道のりの差だと考えると整理しやすくなります。

媒体に出る求人と、エージェントに寄る求人

ここからは、採用する側にいる者としての話です。私の会社では、数年前まで、まず求人サイトに出して、決まらなければエージェントに広げる進め方が中心でした。

いまは逆で、エージェントを主に使っています

変わった理由は3つあります。ひとつは、業務の進め方が変わって、一人ひとりの生産性が上がったこと。もうひとつは、どういう方を採りたいのかを、以前よりはっきり決めるようになったこと。そして、エージェントに出した求人も媒体に掲載されて応募できる形になっているため、求人サイトに出すのと結果がそこまで変わらないことです。これは私の会社でそうなっている、という話で、仕組みとして必ずそうなると確かめたわけではありません。

それでも、求人サイトを使う場面は残っています。私の会社では、次の3つのときです。

  • 募集人数が多いとき(応募の数をまとめて確保する必要があるため)
  • 未経験の方を採りたいとき
  • 人事・総務・社内SEなど、募集を出すと応募が集まりやすい職種のとき

読者の方にとっての意味は、ここにあります。未経験から挑戦したい求人や、募集人数の多い求人は、求人サイトのほうが見つけやすいということです。これは自社の運用で、他社がどうしているかは分かりません。

採用のウラ側メモ

私の会社では、数年前まで、まず求人サイトに出して、決まらなければエージェントに広げていました。いまは逆で、エージェントが中心です。ただ、募集人数が多いときや未経験の方を採りたいときは、いまも求人サイトを使います。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。

リクナビNEXTの評判は?

評判は分かれます。ただ、言われることはだいたい決まっていて、良い側で1つ、気になる側で2つです。

良い側でよく挙がるのは、求人を自分のペースで探せることです。

面談の予定を入れずに、見たいときに見て、応募したいときに応募できます。

気になる側は2つです。

  • メールが多い
  • 希望と違う求人やオファーが届くことがある

メールについては正直に書きます。多いです1人の利用者としての実感でも、登録後に届く量は気になりました。ただ、止め方はあります。マイページの配信設定で「新着求人の配信」「おすすめ求人の配信」「転職お役立ち情報」を切り替えられますし、退会手続きのページには[メールをすべて停止する]というボタンもあります(2026年9月時点)。

ひとつだけ例外があります。同じ画面に「自動配信メール(応募完了など)は受信停止の設定ができません」と書かれています。全部が止まるわけではない、という点は先にお伝えしておきます。

希望と違う求人やオファーが届くのは、条件に合う人へまとめて届く仕組みだからです。届いた時点で条件には合っていても、そこから先は別、ということです。

評判の中身と、そう言われる理由は、別の記事でまとめています。

採用のウラ側メモ

評判の良し悪しは、そのサービスが自分の使い方に合っているかで変わります。自分で求人を探すのが苦にならない人には合い、誰かに整理してほしい人には物足りなく映ります。口コミを読むときは、点数ではなく「その人がどちらのタイプか」を先に見てください。

リクナビNEXTの登録は会社にバレる?

登録しただけでは、いまの会社に通知が行くことはありません。在職中の方がまず気にされる点なので、先にお伝えしておきます。

そのうえで、知っておいたほうがいいことがあります。レジュメを公開してオファーを受け取る設定にすると、企業側から見える範囲が生まれます見えるのは氏名や連絡先ではありませんが、設定を触らないまま進めるのと、中身を知って進めるのとでは安心感が違います。

そのための機能も用意されています。マイページには「企業ブロック設定」という名前の項目があり、レジュメを見せたくない企業を指定できます(2026年9月時点)。

在職中の方であれば、登録した日のうちにここだけ開いておくと、あとが楽になります。あとから思い出して探すより、最初にひととおり見ておくほうが早く済みます。

どこまで見えているのか、設定で何ができるのかは、別の記事でまとめています。

すけさん

見える範囲を確認したうえで始めたい、という方は、登録して設定画面を開いてみるのがいちばん早いです。

採用のウラ側メモ

採用担当者は、自社の社員を探すために転職サイトを見ているわけではありません。見ているのは、募集しているポジションに合う人です。とはいえ、見えている情報の範囲は自分で決められます。在職中の方は、登録した日のうちに公開の設定だけ確認しておくと、あとが楽になります。

結局どっちがおすすめ? ― 3つの分かれ道

リクナビNEXTとリクルートエージェント、どちらから始めるかの3つの分かれ道

どちらか一方だけを使う、と決めている方はそれほど多くありません。厚生労働省の「令和2年 転職者実態調査」(令和2年=2020年の調査・複数回答)では、応募や情報収集に使った手段として求人サイト・求人情報誌等が39.4%、民間の職業紹介機関が14.8%と報告されています。複数回答なので、両方を挙げた方も含まれます。

とはいえ、最初に開くのはどちらか1つです。ここでは3つの分かれ道で整理します。

まだ転職するか決めていないか、もう動くと決めているか

いちばん効くのがこの分かれ道です。

転職エージェントに登録すると、電話や面談の日程調整の連絡があります。担当者が希望を把握したうえで進める仕組みなので、最初に話す時間が必要になるからです。求人サイトの登録では、面談をする必要がありません。

まだ転職すると決めきれていない段階では、この差がそのまま動きやすさの差になります。まずは自分で状況を知りたいという段階なら、求人サイトのほうが始めやすいと思います。これは1人の利用者としての実感です。

それに、転職を考えはじめた段階こそ、求人サイトは使いどころがあります。求人の数が多いので、どんな経験や資格があると求人の幅が広がりそうかいまの自分の年収がどのあたりに位置しているのかを、面談なしで眺めながらつかめます。応募しなくても、見ているだけで分かることがあります。

逆に、もう動くと決めていて、時期の目安もあるという方は、エージェントから始めるほうが早く進みます。求人を選ぶところと日程を調整するところを預けられるぶん、在職中でも動かしやすくなります。

すけさん

ここまで読んで「どちらも当てはまる気がする」と思われた方、それで大丈夫です。どちらか一方に決めきる必要はありません。どちらから始めるかを決めるだけで、あとから足すことはいつでもできます。私も、最初に開いたサービスと最後まで使ったサービスは違いました。

やりたい職種が決まっているか

職種が決まっていない、あるいは未経験の分野に挑戦したいという段階なら、求人サイトのほうが探しやすくなります。条件を少しずつ変えながら、どんな募集があるのかを自分の目で見比べられるからです。

採用する側の事情から見ても、同じ方向になります。私の会社では、募集人数が多いときや、未経験の方を採りたいときに求人サイトを使っています。未経験可の求人や、募集人数の多い求人は、求人サイトのほうが目に入りやすいということです。これは自社の運用で、他社がどうしているかは分かりません。

反対に、経験を積んできた職種でそのまま次を探す場合は、エージェントのほうが手間が少なく済みます。自分で検索するぶんに加えて、希望を一度伝えておけば条件に合う求人が届くからです。

自分で調べるのが苦にならないか

3つ目は、進め方の好みです。求人を絞り込んだり、応募書類を自分で見直したりする作業が苦にならない方であれば、求人サイトのほうが早く動けます。

一方で、在職中で時間が取りにくい方や、書類の書き方から相談したい方は、エージェントのほうが向きます。書類の添削や面接の準備を一緒に進められますし、企業とのやり取りも間に入ってもらえます。どちらが優れているかではなく、自分がどこに時間を使いたいかで選ぶのが、結局いちばん続きます。

3つの分かれ道をまとめると、次のようになります。

分かれ道リクナビNEXTが向く場合リクルートエージェントが向く場合
転職するか決めているかまだ決めていない。面談なしで状況を知りたいもう動くと決めている。時期の目安がある
やりたい職種が決まっているか決まっていない。未経験の分野も見てみたい決まっている。経験を活かして次を探したい
自分で調べるのが苦にならないか苦にならない。自分のペースで進めたい時間が取りにくい。書類や面接を相談したい
すけさん

3つのうち2つ以上が左に寄るなら求人サイトから、右に寄るならエージェントから。そのくらいの目安で十分です。

採用のウラ側メモ

エージェントから始める人は、初回面談で「この求人は、御社にどれくらいの期間出ていますか」と聞いてみてください。期間が長い募集は、条件か進め方のどこかが動いていないことが多いです。答えられるかどうかも含めて、担当者がその企業をどこまで把握しているかが分かります。

併用するときの順番と、同じ企業の求人が両方に出ていた場合

両方使ってみたい、と思われた方に向けて、順番と注意点を整理します。とくに、併用を考えたときに「同じ会社に二重で応募してしまわないか」という心配については、採用する側から正面でお答えします。

両方に登録できます

リクナビNEXTとリクルートエージェントは、同時に登録して使えます。公式サイトでも、2つを並べて案内したうえで、目的に応じて使い分ける前提で説明されています(2026年9月時点)。どちらかに登録すると、もう一方が使えなくなるという関係ではありません。

ただし、同時に始めると情報の量が一気に増えます。届くメールも、見るべき画面も2つになるので、順番を決めておくほうが結果的に早く進みます。

始める順番は「求人サイトが先」が扱いやすい

先に求人サイトで求人を眺めておくと、自分の希望が言葉になります。勤務地はどこまで許容できるのか、年収はどのあたりを見ているのか、職種はどこまで広げるのか。ここが定まっていると、エージェントの初回面談が短く済みます。

面談の場で希望を一から整理しようとすると、その日の話はどうしても広く浅くなります。先に自分で見てから行くほうが、紹介される求人の精度も上がりやすくなります。

段階やること
1.求人サイトに登録する求人を眺めて、勤務地・年収・職種の希望を自分の言葉にする
2.気になる求人を保存する応募するかは決めなくてよい。検索条件を保存しておく
3.エージェントに登録する面談で、1で言葉にした希望をそのまま伝える
4.両方から届く求人を見比べる同じ企業が出てきたら、応募前に担当者へ伝える

二重応募になるのでは、という心配について

併用をためらう理由として、いちばんよく聞くのがこれです。求人サイトで見つけて応募した会社を、あとからエージェントにも紹介された。逆に、紹介された会社の求人を、求人サイトでも見かけた。二重で応募したことになって、印象が悪くならないだろうか、という心配です。

私の会社では、これは基本的に起きません。リクルートエージェント経由で出した求人も、媒体に掲載されて応募できる形になっているため、同じ方が2つの経路から届くという状態になりにくいのです。

そのうえで、万一重なった場合はどうなるのか。管理画面では重複が分かるようになっていて、先に届いたほうで受け付けるという整理をします。これは窓口をどちらにするかという事務の話で、選考の評価が変わるものではありません。これは自社の運用で、他社がどうしているかは分かりません。

気になるときの動き方は1つだけ覚えておけば足ります。

  • 紹介された企業に自分で応募済みのときは、応募の前にエージェントの担当者へ「この企業は自分で応募済みです」と伝える

ひとことで済みますし、担当者もそのつもりで動けます。あとから分かるより、先に伝えておくほうがお互いに早く片づきます。

リクルートエージェント側で、登録後にどの機能をどう使うかは、別の記事でまとめています。

採用のウラ側メモ

両方に登録すると同じ会社に二重で応募してしまうのでは、と心配される方がいます。私の会社では、これは基本的に起きません。エージェント経由でも媒体に掲載されて応募できる形になっているためです。万一重なっても、先に届いたほうで受け付けるだけです。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。

よくある質問

リクナビNEXTとリクルートエージェントは同時に登録できますか

できます。公式サイトでも、2つを並べて案内したうえで、目的に応じて使い分ける前提で説明されています(2026年9月時点)。併用するときの順番の章のとおりで、求人サイトから始めると希望を言葉にしやすくなります。

リクナビNEXTの求人数はリクルートエージェントより少ないのですか

公表されている数字どうしでは比べられません。リクルートエージェントの公式ページでは、リクルートエージェントが約100万件(2025年9月30日時点)と案内されている一方、同じページに「リクナビNEXTの求人数は非公開です」と書かれています(2025年10月7日更新)。リクナビNEXTのトップページには「掲載求人数 1,816,000件以上」という表示もありますが(2026年9月時点)、時点も数え方もそろわないため、そのまま並べることはできません。

登録は無料ですか。あとから費用がかかることはありますか

求職者は無料です。費用を払うのは企業の側で、払い方が2つで違います。リクナビNEXTの求人はIndeed PLUS経由で配信されていて、企業向けの案内ページには「クリック課金のため、求人がクリックされた分しか費用は発生しません」と書かれています。リクルートエージェントは、入社が決まってから企業に費用が発生する形です(H2-3)。

ログインできなくなったときはどうすればいいですか

まず確認したいのは、登録に使ったメールアドレスです。以前の勤務先のアドレスや、ふだん使っていないアドレスで登録していると、心当たりのあるアドレスでは入れません。パスワードが分からない場合は、ログイン画面から再設定の手続きができます。

登録すると、今の会社に通知が行きますか

通知は行きません。ただし、レジュメを公開してオファーを受け取る設定にすると、企業側から見える範囲が生まれます。レジュメを見せたくない企業を指定する「企業ブロック設定」という機能が用意されているので、在職中の方は登録した日に一度開いておくと安心です(2026年9月時点)。

まとめ

ここまでの要点を、7つに絞って振り返ります。

この記事のまとめ
  • どちらも独立した別のサービス。公式サイトで並べて案内されていますが、片方は求人サイト、片方は担当者がつくエージェントです。
  • 違いは、間に担当者が入るかどうか。どちらも自分で求人を検索して応募できます。変わるのは、応募したあとに誰が動くかです。
  • 求人数は公表値では比べられない。公式の比較ページには「リクナビNEXTの求人数は非公開です」と案内されています(2025年10月7日更新)。
  • 求人は配信の仕組みを経て届く。リクナビNEXTはIndeed PLUSの連携求人サイトで、複数の媒体に出ることも、1つだけのこともあります。
  • 未経験可の求人は求人サイトが早い。私の会社では、募集人数が多いときや未経験の方を採りたいときに求人サイトを使っています。
  • 迷っている段階なら求人サイトから。面談の催促がなく、自分のペースで年収感や求人の傾向を確かめられます。
  • 二重応募の心配はほぼ要らない。私の会社では、エージェントと媒体で重複応募は基本的に起きていません。

2つのサービスを分けているのは、機能の多さではありません。求人があなたに届くまでの道のりが違うこと、それだけです。自分で探して自分で企業とやり取りするのか、間に担当者を置くのか。そこを決めれば、あとは進め方が決まります。

迷ったときは、3つの分かれ道に戻ってみてください。転職すると決めているか、職種が決まっているか、自分で調べるのが苦にならないか。2つ以上が当てはまるほうから始めれば十分です。そして、始めたあとでもう一方を足すことはいつでもできます。

在職中の方は、登録した日のうちに公開の設定だけ確認しておくと、そのあとを気にせずに進められます。

エージェント側で登録後にどの機能をどう使うかは、こちらでまとめています。

リクナビNEXTとリクルートエージェント、どちらから始めるかの3つの分かれ道
目次