リクルートエージェントに登録すると、マイページにいろいろな機能が並びます。求人ポスト、気になる、レジュメ、AI面接練習。名前は目に入るものの、どれをいつ使えばいいのかまでは、画面には書かれていません。
登録した直後は、こんな状態になりやすいと思います。マイページを開いてはみたものの、最初に手を付けるものが分からない。求人ポストと気になるを行き来しているうちに、今日も何も決めないまま閉じてしまう。私も求職者として登録したあと、しばらくはそうでした。
この記事では、リクルートエージェントの使い方を、登録したあとのマイページの画面に沿って整理します。上から順にたどりながら、7つの機能を使うタイミングと一緒に並べました。あわせて、その操作が企業側の画面にどう出るのかも書いています。画面の説明は、すべて2026年9月6日時点の表示にもとづいています。
- マイページのどこに何があるか(画面上部の5つの入口とメニューの4カテゴリ)
- 求人にたどり着く3つの入口の使い分け
- 求人ポストに並ぶラベルは5系統あり、誰が送っているかで意味が変わること
- レジュメのどこを埋めると、企業側の画面のどこが埋まるのか
- AI面接練習でできること(2つの練習方法・シナリオ・面接官の意図)
すけさん私はふだん、採用担当者として応募者の情報を受け取る側に座っています。ですのでこの記事では、画面の使い方だけでなく、押した先で企業側に何が見えているのかまで書きました。自分の操作がどこまで届くのかが分かると、迷いはだいぶ減ります。
この記事で扱う機能と、使うタイミングは次のとおりです。
| 機能 | 使うタイミング | この記事のどこ |
|---|---|---|
| マイページ | 登録した直後 | マイページの使い方 |
| 求人検索・求人ポスト・気になる | 求人を探すとき | 求人にたどり着く3つの入口 |
| 求人ポストのラベル | 求人が届いたとき | ラベルは5系統 |
| 企業スカウト | スカウトが届いたとき | 企業スカウト |
| レジュメ | 登録直後と、こまめに | レジュメ |
| アドバイザーとの面談内容の要約 | 面談のあと | 面談内容の要約 |
| AI面接練習 | 面接の前 | AI面接練習 |
登録した直後にやることは、レジュメを整えることです。ここに入力した内容が、そのまま企業側の画面に出る情報のもとになります。次に、自分で条件を決めて求人を探します。しばらくすると、向こうから求人が届くようになります。
面接が決まったら、練習に使える機能もあります。この順番を1枚にまとめたのが次の図です。


リクルートエージェントのマイページの使い方 ― 5つの入口とメニューの4カテゴリ





ログインすると最初に表示されるのが、このホーム画面です。ここからは、ブラウザ版のマイページ画面(2026年9月6日時点)で説明します。
画面の上にある5つの入口
画面の上部には、5つの入口が横に並んでいます。これはグローバルナビと呼ばれる、どのページからでも使えるメニューのことです。
- ホーム/最初に表示される画面です
- 求人ポスト/向こうから届いた求人がたまる画面です
- 求人検索/自分で条件を決めて探す画面です
- 気になる/あとで見返したい求人をためておく画面です
- メッセージ/やり取りが並ぶ画面です
右端には三本線のマーク(ハンバーガーメニュー)があり、ここから後述の4カテゴリに入ります。画面の上部には担当キャリアアドバイザーの名前と連絡先も常に表示されていて、コピーボタンが付いています。連絡先を探し回らなくていい作りです。
右上の「レジュメを確認・編集」は、応募書類にあたるレジュメを開くボタンです。この記事でいちばん大事な画面なので、あとで1章を使って扱います。
選考状況の5区分は「今その段階にある件数」
ホーム画面には、選考状況が5つの区分で並んでいます。「応募」「書類通過」「面接選考」「内定」「選考終了」の5つで、右上に「詳細を見る」のリンクがあります。
ここで1つだけ、先にお伝えしたいことがあります。この5つの数字は、今その段階にある件数で、通過率ではありません。選考が終わった案件は「選考終了」に移っていくので、途中の欄は0になります。「書類通過0」と表示されていても、書類が通っていないという意味ではありません。
画面を開いて0が並んでいると気持ちが沈みますが、そういう作りの表示です。


ホーム画面には、このほかに「やることリスト」と「お役立ち機能」が置かれています。やることリストに並ぶのは、「求人を『気になる』する」「企業スカウトを受信する」「レジュメ非公開企業を設定する」「LINEアカウント連携」の4項目です。各項目の左にチェックマークが付いていて、終わると灰色に変わります。お役立ち機能の欄には「AI面接練習」が置かれています。
メニューの中にある4つのカテゴリ
三本線のマークを押すと、機能が4つのカテゴリに分かれて出てきます。上のナビに出ていない設定類は、ほとんどここに入っています。
| カテゴリ | 並んでいる項目 |
|---|---|
| 応募書類 | レジュメの確認・編集/アドバイザーとの面談内容の要約 |
| 企業スカウト | スカウト受信設定/企業ブロック設定 |
| アカウント設定 | リクルートID会員情報変更/通知設定 |
| その他 | お知らせ/興味なし求人/サービス利用に関するサポート/ログアウト |
注目したいのは「応募書類」です。レジュメと並んで「アドバイザーとの面談内容の要約」という項目があります。名前だけを見ると担当者がまとめてくれる欄のようですが、開いてみると印象が変わりました。この話は後半で扱います。
選考状況の5つの数字は、今その段階にある件数です。書類通過が0でも、通過していないという意味ではありません。選考が終わった案件は選考終了に移るので、途中の欄は0になります。企業とエージェントが同じ進捗を見て動いているぶん、表示も進行中のものだけに絞られます。
求人にたどり着く3つの入口 ― 探す・届く・ためる


これは、自分で条件を決めて求人を探す画面です。リクルートエージェントで求人にたどり着く道は、この求人検索を含めて3つあります。
3つは役割が違います。同じ「求人が並んでいる画面」に見えますが、求人がどこから来ているかが違うので、使うタイミングも変わります。
| 入口 | どうやって求人が来るか | 画面でできること |
|---|---|---|
| 求人検索 | 自分で条件を決めて探す | キーワード・勤務地・年収・職種・業界などで絞り込む/条件を保存する |
| 求人ポスト | 向こうから届く | ラベルで絞り込む/並び順を変える/「気になる」「興味なし」を押す |
| 気になる | 自分でためる | ためた求人と閲覧履歴を見返す |
求人検索 ― 自分で条件を決めて探す
求人検索の画面は「求人を探す」「保存した条件・履歴」の2つのタブに分かれています。一度決めた条件を保存しておけば、次から同じ条件で開けます。
絞り込みに使える項目は、次のように並んでいます。
- キーワードから探す/「仕事内容/スキル/企業など」の入力欄
- 条件から探す/勤務地・年収・職種・業界の4つ
- 求人の特徴/正社員のみ・業界未経験OK・職種未経験OK
- 働き方/土日休み・祝日休み・完全週休2日制・転勤なし・残業手当あり・リモートワークOK・フレックスタイムの7項目
- 制度・福利厚生/退職金あり・寮・社宅あり・出産・育児支援制度あり・副業OK・入社直後有給休暇付与あり・時短勤務あり・研修支援制度あり・資格取得支援制度ありの8項目
画面の下部には「リセット」と「検索(-件)」のボタンが固定されています。条件を1つも選んでいないときは、件数の部分が「-」のままです。条件を足すたびに件数が動くので、絞りすぎているかどうかがその場で分かります。
そもそも母数はどれくらいあるのか。2026年8月30日時点で公開約80万件、非公開約29万件と案内されています(リクルートエージェント公式サイト)。この件数には「表示件数は採用予定数」という注記が付いています。求人の本数ではなく、企業が採用を予定している人数だという意味です。
求人ポスト ― 向こうから届く
求人ポストは、自分で探さなくても求人が届く画面です。郵便受けのように、開くたびに新しいものがたまっています。
画面の上部には、絞り込み用のチェックボックスが4つ並んでいます。「企業スカウト」「面接確約」「おすすめ企業オファー」「アドバイザー紹介」の4つで、その右端に「?」のマークがあります。それぞれが何なのかは次の章でまとめて扱うので、ここでは4つの名前が並んでいる、というところまでにします。
そのほか、画面には次のものがあります。
- 並び順/「おすすめ順」と「新着順」の切り替え。最初は「おすすめ順」で表示されます
- 未読トグル/右上にあり、まだ読んでいない求人だけに絞れます
- 未読マーク/各カードの右上に赤い丸が付き、読むと消えます
- カードの中身/企業ロゴ・企業名・求人タイトル・ラベル・年収のレンジ・勤務地・休日(年間日数)・「業界未経験OK」などのタグ
- カードのボタン/左に「興味なし」、右に「気になる」
並び順に「おすすめ順」があるのは画面から分かりますが、何を基準に並べているかは公表されていません。私自身は、使っているうちに、応募が増えるほど表示される求人が変わっていくと感じました。ただしこれは1人の利用者としての実感です。同じことが誰にでも起きるとは限りません。


気になる ― 迷ったらためておく
「気になる」は、その場で決めきれない求人をためておく場所です。画面は「気になる」と「閲覧履歴」の2つのタブに分かれていて、見ただけの求人も後から追えます。
カードに出るのは、企業ロゴ・企業名・求人タイトル・ラベル・年収のレンジ・勤務地・休日(年間日数)・タグ・「気になる」ボタンです。求人ポストのカードとは2か所違います。求人ポストには「興味なし」ボタンがあり、勤務地が番地まで表示されます。
もう1つ、1枚のカードに「企業スカウト」と「おすすめ企業オファー」の両方のラベルが並ぶことがあります。ラベルはどれか1つだけ、というわけではありません。
気になるのは、押したことが相手に伝わるのかどうかだと思います。「気になる」を押したことは、企業側でも確認できます。ただ、私の会社では、そこまで細かくは見ていません。押している方が多いからです。これは自社の運用で、他社がどう見ているかは分かりません。
見えている、けれど見られ方に期待しすぎない。そのくらいの距離感で、迷ったら押しておくのが気楽だと思います。
絞り込みに並ぶ条件は、企業が求人票に申告している項目です。逆に、残業の実時間・有給の取得率・離職率は絞り込みに出てきません。ここは求人票にも載らないので、気になるに溜めた段階では分かりません。面談のときに、この3つを名指しで聞いてみてください。
求人ポストに並ぶラベルは5系統 ― 誰が送っているかで意味が変わる


これは求人ポストの上部にある絞り込みの行です。右端の「?」を押すと、「求人のラベルについて」という説明が開きます。
求人ポストは「おすすめの求人がまとめて届く箱」に見えますが、並んでいるのは送り主の違う求人です。ラベルは、その送り主を示しています。
ラベルは5系統ある
画面のヘルプに書かれている説明を整理すると、ラベルは5つの系統に分かれます(2026年9月6日時点)。
| ラベル | 誰が起点か(画面の説明にもとづく) | フィルタ |
|---|---|---|
| 企業スカウト | 企業の採用担当者が匿名レジュメを見て直接お声がけ | あり |
| 面接確約 | リクルートエージェントの企業担当から送られる | あり |
| おすすめ企業オファー | レジュメ情報が企業の人材要件にマッチした際にお届け(送り主は書かれていません) | あり |
| アドバイザー紹介 | 担当キャリアアドバイザーからの紹介 | あり |
| 条件自動マッチ | 担当キャリアアドバイザーが設定した検索条件をもとに自動でお届け | なし |


これが、その説明が表示された画面です。表にすると分かりやすいのが、送り主が1種類ではないことです。




この企業担当は、企業側を担当している人で、自分の担当キャリアアドバイザーとは別の人です。1つのサービスの中に、企業・エージェントの企業担当・担当キャリアアドバイザーという3者が出てくる、と考えると整理しやすくなります。
もう1つ、「アドバイザー紹介」には2つのパターンがあります。吹き出しのアイコンが付いているものは、紹介コメントが付いている求人です。コメントは求人詳細の画面で読めます。アイコンが付いていないものは紹介のみで、希望があれば担当キャリアアドバイザーに連絡してください、と案内されています。アイコン1つで見分けられます。
なお、企業スカウトとおすすめ企業オファーには、画面の説明の中に「書類合格可能性の高い求人です」という一文が入っています。これはサービス側の案内で、通過率のような数字が示されているわけではありません。この受け取り方は次の章で扱います。
「面接確約」だけ期限がある
5系統のうち、読者がいちばん先に開いたほうがいいのが「面接確約」です。画面では、こう説明されています。
書類選考なしで面接を約束する応募期限つきの求人です。リクルートエージェントの企業担当から送られます。
ポイントは2つあります。
選考の進み方そのものが変わります。
期限はラベルの中に「期限:明日10:00まで」といった形で表示されるので、気づかずに流してしまうと消えてしまいます。
面接が約束されるのは、あくまで面接までです。そこから先の合否は通常の選考と同じなので、「面接確約だから通りやすい」とまでは書けません。それでも、期限があるものから先に開く、という順番だけは決めておくと迷いません。
「条件自動マッチ」はフィルタで絞り込めない
ここで、最初のフィルタの話に戻ります。上部のチェックボックスは「企業スカウト」「面接確約」「おすすめ企業オファー」「アドバイザー紹介」の4つでした。ラベルは5系統あるのに、チェックボックスは4つです。
「条件自動マッチ」だけ、絞り込むためのチェックボックスがありません。ラベルは表示されるのに、そのラベルだけを集めて見ることはできない、という作りです。理由は公表されていないので、ここでは事実だけをお伝えします。
この章で分からないままにしている部分も、あわせて書いておきます。
- ラベルの色が2色に分かれている理由(意図は公表されていません)
- 「条件自動マッチ」にだけフィルタが無い理由
- 「おすすめ企業オファー」を送っているのが誰か(画面の説明に主語が書かれていません)
ラベルは5系統あり、誰が送っているかは画面のヘルプに書かれています。一方で、色分けの意図も、条件自動マッチだけフィルタが無い理由も公表されていません。分かる範囲と分からない範囲を切り分けたうえで、期限がある面接確約から先に開くのが、迷わない順番です。
企業スカウトは、送る側でどう作られているか


企業スカウトが手元に届くまでには、送る側でいくつかの作業があります。その流れを1枚にしたのが上の図です。



スカウトが届くと、うれしい反面、これは本当に自分に来たものなのかなと迷いませんか。私も求職者として受け取ったとき、同じことを考えました。慌てて返信しなくても大丈夫です。どういう作りで届いているのかを知ってから決めても、遅くはありません。
企業スカウトについては、ヘルプセンターにこう書かれています(2026年5月19日)。
「企業スカウト」はあなたの匿名のレジュメを企業に公開し、「ぜひ応募してほしい」と感じた企業から、企業スカウトを受け取ることができるサービスです。
匿名のレジュメというのは、名前を伏せた状態の応募書類のことです。では、匿名だと具体的に何が隠れて、何が見えているのでしょうか。
企業に公開される項目・されない項目
公開されるもの、されないものは、ヘルプセンターで明記されています。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 公開されない | 氏名/生年月日/メールアドレス/電話番号/住所 |
| 公開される(生年月日・住所から) | 生年月日から自動算出された年齢/住所のうち現在居住都道府県 |
| 性別(回答内容で表示が変わります) | 「男性」→男性/「女性」→女性/「回答しない」「自由記述」→性別非公開/自由記載 |
連絡先そのものは伏せられている一方で、年齢と都道府県は出ています。生年月日は非公開でも、そこから計算された年齢は表示される、という作りです。
そして、ここが意外と知られていないところですが、匿名でも、社名・在籍期間・事業内容・従業員数は企業側に表示されます。匿名なのは自分の名前と連絡先で、経歴の中身は伏せられていません。在職中の方は、この範囲を先に知っておくと安心だと思います。
企業側の画面は1件ずつ3択で判定する作り
企業側の画面がどうなっているかも、同じヘルプセンターのページで見本が公開されています。値そのものは見本用のものなので、ここでは項目の並びだけをお伝えします。
- 上部/「新着」のリボン、「対象求人」(未設定、または求人名と会社名)、年齢・性別・現職か離職かの別・英語レベル・普通運転免許の有無・ID
- 本体/社名・在籍期間(開始年月から現職まで、通算年数つき)・事業内容・従業員数、職務や役職、直近年収・経験社数・現住所の都道府県・最終学歴
- 下部/レジュメ更新日、直近の判定履歴
- 右側/「面接希望」「興味あり」「興味なし」の3つのボタンと、「対象求人を変更して判定」
読み取れることが3つあります。1つ目は、1件ずつ、3択で判定していく画面だということ。まとめて一括で送るための画面ではなく、1人分ずつ開いて選ぶ形になっています。
2つ目は、「対象求人を変更して判定」があること。同じ人でも、当てはめる求人が変われば判定も変わりうる、ということです。今回は縁がなかったとしても、それは自分の経歴そのものへの答えとは限りません。
3つ目は、レジュメ更新日が表示されていること。最後に手を入れた日付も、相手の画面に出ています。
「書類合格可能性の高い求人です」をどう受け取るか
ここまでを踏まえて、いちばん気になるところに入ります。求人ポストのラベルの説明には、企業スカウトについてこう書かれていました(2026年9月6日時点)。
ただ、送る側に座っている立場から言うと、私の会社では条件検索でまんべんなくお送りしています。
1通ずつ、その方の経歴を読み込んでから送っているわけではありません。
一定の条件には合っている、というところまでは確かです。そこから先、書類が通るかどうかは別の話になります。これは自社の運用で、他社がどうしているかは分かりません。
企業向けの案内も見てみます。法人向けサイトには、登録者数と導入社数がこう掲載されています。
| 項目 | 2025年度実績 |
|---|---|
| 年間登録者数 | 約202万4,000名(2025年4月1日〜2026年3月31日に申し込みのあったサービス登録者数) |
| 導入社数 | 約4万9,000社(同期間に取引があった企業数) |
企業向けには「業界最大級の年間登録者数」と案内されています。これは同社の表現です。この規模の中から候補を探すことになるので、条件検索を使う運用があること自体は、企業側の事情として自然だと思います。
材料を並べておきます。
- サービス側は「書類合格可能性の高い求人です」と案内している。
- 企業側の画面は、1件ずつ3択で判定する作りになっている。
- 私の会社では、条件検索でまんべんなく送っている。
この3つは、どれも本当のことで、矛盾もしていません。
受け取り方は読者の方に委ねます。私自身は、届いた時点で条件は合っているのだから出してみる、くらいの温度がちょうどいいと思っています。
なお、レジュメを見せたくない企業がある場合の設定については、リクルートエージェントの評判と面接後アンケートを扱った記事のほうで触れています。
私の会社では、企業スカウトは条件検索でまんべんなくお送りしています。1通ずつ経歴を読み込んでから送っているわけではありません。届いた時点で一定の条件には合っていますが、そこから先、書類が通るかは別の話です。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。
レジュメ ― どこを埋めると、企業側の画面が埋まるか


前の章で見た企業側の画面は、実はレジュメの入力項目とつながっています。左に自分が入力する画面、右に企業が見る画面を置いたのが上の図です。
レジュメを開く入口は、マイページ右上の「レジュメを確認・編集」です。押すとヘッダーが「レジュメ」に変わり、マイページとは別の画面になります。
レジュメというのは、リクルートエージェントの中での応募書類にあたるものです。履歴書や職務経歴書に書く内容を、項目ごとのフォームに分けて入力していく形になっています。
レジュメの8つのカテゴリ


レジュメの画面は、左側のサイドバーで8つのカテゴリに分かれています(2026年9月6日時点)。
- 基本情報/氏名・年齢・メールアドレス・電話番号・住所・現在の給与(年収・月収・賞与)
- 希望条件/条件は3件まで登録でき、「2/3件」のように何件登録したかが出ます。「転職・仕事探しの意欲」「こだわり条件」も選べます
- 学歴/学校名・学部学科・課程・在学期間。「企業への補足があれば入力」と書かれた学歴備考欄があります
- 職歴/経験社数・会社名・職種・雇用形態・在籍期間・職務内容。「未就業期間(休職期間等)や補足事項があれば入力」と書かれた職歴備考欄があります
- 職務要約/自由に書く欄です。右上に「AI要約」のボタンがあります
- 自己PR/自由に書く欄です
- スキル・資格/スキル・保有している資格・語学力
- アピールポイント/タグを選ぶ形式です
サイドバーの下には「お役立ち機能」として、「書類をダウンロード」「お持ちの書類をレジュメに反映」「AIと面接練習」「企業ブロック設定」の4つが並んでいます。このうち「AIと面接練習」は、マイページ側の「AI面接練習」と同じ機能への入口です。表記が違うだけなので、後の章でまとめて扱います。
入力欄はかなりの数がありますが、企業側の画面に出るのは、このうちの一部です。どの欄がどこに出るのかを、次の見出しで並べます。
入力した項目は、企業側の画面のどこに出るか
前の章で見た企業側の画面の項目は、すべてこのレジュメから来ています。並べてみると、対応関係がはっきりします。
| 企業側の画面に出る項目 | レジュメのどこを埋めると入るか |
|---|---|
| 年齢 | 基本情報(生年月日から自動で計算されます。生年月日そのものは非公開) |
| 性別 | 基本情報(回答内容で表示が変わります) |
| 現住所(都道府県) | 基本情報の住所(都道府県だけが公開されます) |
| 英語レベル | スキル・資格 > 語学力 |
| 普通運転免許の有無 | スキル・資格 > 保有している資格 |
| 社名/在籍期間/事業内容/従業員数 | 職歴 |
| 職務・役職 | 職歴の職種と職務内容 |
| 経験社数 | 職歴(登録した会社の数) |
| 最終学歴 | 学歴 |
| 直近年収 | 基本情報 > 現在の給与 |
| レジュメ更新日 | レジュメを編集した日 |
この表でいちばんお伝えしたいのは、レジュメの「語学力」が未入力だと、企業側の画面の英語レベルの欄も埋まらないということです。空欄は、そのまま空欄として相手の画面に出ます。



採用担当として候補者の情報を見るときは、何人分かを続けて開いていきます。そうすると、内容の良し悪しを考えるより先に、埋まっている欄と空いている欄の並びが目に入ります。空欄を責める気持ちがあるわけではなく、単純に、そこには情報が無い、という受け取りになります。
逆に、自分で数字を入れていないのに表示される項目もあります。年齢は生年月日から、経験社数は職歴に登録した会社の数から作られています。職歴を1社分書き足すと、企業側の経験社数の表示も変わる、ということです。
もう1つ、職務や役職の欄について。企業側の画面では、職種名と経験内容のフリーテキストが並んで表示され、長いと途中で省略された形になります。省略される作りなので、先頭に書いた内容ほど目に入りやすくなります。何をどこに書くかは、字数と同じくらい効いてくる部分です。
「未入力」バッジで、空いている場所が分かる
では、自分のレジュメのどこが空いているか。これは自分の画面で確認できます。
スキルと語学力には「未入力」というバッジが出ます。保有している資格には「(取得年月:未入力)」という表示が付きます。埋まっていない場所に印が付くので、探し回らなくても目に入ります。
資格のほうは、資格名は入っているのに取得年月だけが空、という状態も表示で分かります。項目ごと空いているのか、一部だけ空いているのかまで見分けられる作りです。
埋めれば書類が通る、という話ではありません。未入力の項目が判定にどう影響するかまでは確認できていないので、そこは書けません。ただ、未入力なら、企業側のその欄も埋まらない。これは画面の作りとして確かなことです。バッジが出ている場所から手を付けると、迷わずに進められます。
今回、押していないので分からないままにしている機能もあります。
- 職務要約の「AI要約」ボタンで、何が作られるか(ボタンがあることまで確認しています)
- 「お持ちの書類をレジュメに反映」を押すと何が起きるか
- 未入力の項目が、企業側の判定にどう影響するか
職歴には「未就業期間(休職期間等)や補足事項があれば入力」と書かれた備考欄が用意されています。私の会社では、期間が空いている方の書類を見たとき、そこに一行でも説明があるかどうかで、面談で聞く内容が変わります。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。
「アドバイザーとの面談内容の要約」は、開くとすでに書かれていました


これは三本線のマークから開くメニューです。いちばん上の「応募書類」に、2つの項目が並んでいます。
名前から受ける印象と、開いてみた実際
メニューの「応募書類」には、レジュメと並んで「アドバイザーとの面談内容の要約」という項目があります。
名前だけを見ると、担当のキャリアアドバイザーが面談の内容をまとめてくれる欄のように読めます。面談で話したことが記録されていて、それを後から確認する場所だろう、と。
置かれている場所も、レジュメのすぐ下です。メニューの中で「応募書類」というカテゴリに入っているので、面談の記録というより、書類に近い扱いなのだと分かります。
実際に開いてみると、すでに文章が入っていました。自分で書いた覚えのないものです。
読んでみると、登録した履歴書と職務経歴書の内容が要約されたものでした。担当のキャリアアドバイザーが面談後に書き起こしたものではなく、登録済みの書類から自動で作られた要約が置かれている、という状態です。
これは1人の利用者として、画面を開いて確認した内容です。
この欄は企業側からも確認できます
もう1つ分かったのが、この内容は企業側も確認できるということです。整理すると、次の3点になります。
- 中身は自動で入っている(登録した履歴書と職務経歴書の要約)
- その内容は自分で編集できる
- 企業側も確認できる
つまり、自分が書いた文章ではないものが、企業に読まれる前提で置かれている欄ということになります。
書き換えないと不利になる、といった話までは確認できていません。ただ、企業も見られる欄なので、一度は開いて中身を読んでおくと安心です。書類から作られた要約なので、いま伝えたいこととずれていることもあります。面談で話した希望や事情のうち、要約に入っていないものがあれば、自分の言葉で足しておける場所だと考えると使いやすくなります。



私自身、転職活動中はこの欄を開いていませんでした。自分で書いた覚えがないので、中身があるとも思っていなかったんです。企業側からも見えると分かってから、あわてて読み返しました。読まれる前提の文章が、知らないうちに置かれていた、という感覚です。
レジュメは項目ごとに入力していく形ですが、この欄は文章として自由に直せます。
決まった枠に収まらなかったことを置いておける場所がもう1つある、という受け取り方ができます。
なお、ここでお伝えしているのは2026年9月6日時点の画面で確認した内容です。
エージェント経由の応募では、企業に届くのは履歴書と職務経歴書だけではありません。匿名レジュメも、この要約も企業側から見られます。届く範囲は思っているより広い一方で、この欄は自分で直せます。中身を一度開いて確かめておくだけで、扱いが変わります。
面接の練習に使う ― AI面接練習でできること


これは、実際に練習を始めた画面です。質問文の下に「面接官の意図」が表示されているのが分かります。



面接をしていると、答え慣れている方とそうでない方の差は、内容よりも話し出すまでの速さに出ます。頭の中では整理できていても、声にするのは別の作業なんですよね。相手がAIでも、口に出して答えた回数は、当日の落ち着きにつながると思っています。
2つの練習方法
入口は2つあります。マイページの「お役立ち機能」にあるAI面接練習と、レジュメ画面の「お役立ち機能」にあるAIと面接練習です。表記は違いますが、同じ機能への入口です。
開くと「転職向け」「就活準備向け」の2つのタブがあり、最初は転職向けが表示されます。練習方法は「本番形式で練習」と「シーン別練習」の2つです。


本番形式のほうは「AI面接練習LIVE」という名前で、これは面接1回分を通しで練習する形式です。始める前の画面には、次のことが書かれています(2026年9月6日時点)。
- 目安時間は10〜15分(最大20分)。一覧の画面では10〜20分と表示されます
- 始める前に「職種」と「想定レベル」を選ぶ。想定レベルは初級・中級・上級の3つです
- 「※1日10回まで利用できます(毎日0時にリセット)」とボタンの下に書かれています
- 画面の右上に「履歴一覧」があり、見返せる作りになっています
想定レベルを変えると何が変わるのかまでは、選択肢が3つあるという以上のことは確認できていません。回数のほうは、1日10回という上限があるので、気になる質問だけを繰り返すこともできます。



ちなみに私がこの機能を知ったのは、求職者として担当キャリアアドバイザーから勧められたからです。
マイページの「お役立ち機能」の欄にも置かれています。
シーン別5シナリオの中身
もう1つの「シーン別練習」は、場面ごとに区切って練習する形式です。転職向けのシナリオは5つあります。
| シナリオ | 時間 | 問数 | 質問例 |
|---|---|---|---|
| 自己紹介 | 4分 | 2問 | それでは自己紹介をして下さい |
| 転職理由 | 8分 | 4問 | 転職を考えたきっかけについて教えて下さい |
| 志望動機 | 8分 | 4問 | この職種/業界や弊社をなぜ志望したのか教えて下さい |
| 前職での経験 | 8分 | 4問 | 直近の企業で取り組んでいた業務と直面した最も困難な課題、それをどのように解決したか教えて下さい |
| キャリアプラン | 8分 | 4問 | 今後どのようなキャリアを築いていきたいか教えて下さい |
一覧の画面では、このように5つが並びます。この5つは固定ではありません。画面の最下部には「随時更新中のため、今後のシナリオ追加をお楽しみに!」と書かれています。2026年9月6日時点で5つで、今後は増えていきます。
答え方は音声です。画面の下にある「タップして話す」を押して、声に出して答えます。進み具合は「1/2」のように表示され、右下の「質問リスト」から質問を確認できます。
「転職向け」と「就活準備向け」は中身が入れ替わる
タブを「就活準備向け」に切り替えると、シナリオの顔ぶれが変わります。並べると、こうなっています。
| 論点 | 転職向け | 就活準備向け |
|---|---|---|
| 入れ替わるシナリオ | 転職理由/前職での経験 | ガクチカ/自己PR |
| 自己紹介の質問文 | それでは自己紹介をして下さい | まずは1分間で自己紹介をお願いします |
| 志望動機の質問文 | この職種/業界や弊社を | この業界や弊社を |
| キャリアプランの分量 | 8分・4問 | 4分・2問 |
新卒の就職活動でガクチカと自己PRが置かれている場所に、転職では転職理由と前職での経験が入っています。キャリアプランの尺も、転職向けのほうが長く取られています。そういう設計になっている、という画面の事実です。
私が面接をするときも、聞く時間を長めに取るのは、これまでの経験と、これからのことです。転職向けの配分は、その感覚と近いところにあります。もっとも、これは自社での面接の話で、他社がどう配分しているかは分かりません。
練習の画面に出る「面接官の意図」
シーン別練習を始めると、質問文の下に「面接官の意図」が表示されます。自己紹介では、次の2つが表示されました(2026年9月6日時点)。
・簡単な経歴や業務経験を把握する
・あなたの強みの概要を掴む
質問の意図が先に見えている状態で練習できるのは、この機能の使いどころだと思います。なお、確認できたのは自己紹介の2項目だけです。ほかのシナリオでも同じように表示されるかどうかまでは分かりません。
この章で、確認できていない部分もまとめておきます。
- AI面接練習LIVEのフィードバックで、何が示されるか(実施していません)
- 自己紹介以外のシナリオの「面接官の意図」
- 「履歴一覧」に何が残るか(見返せる作りになっている、というところまでです)
- 「想定レベル」を変えると何が変わるか
面接の前に練習する仕組みがある一方で、面接の当日には感想を尋ねる仕組みもあります。そちらはリクルートエージェントの面接後アンケートを扱った記事で書いています。


自己紹介の練習画面には、面接官の意図として『簡単な経歴や業務経験を把握する』『あなたの強みの概要を掴む』の2つが表示されます。私が面接官として自己紹介を聞くときも、見ているのはほぼこの2つです。答え終えたあとに、この2つが相手に伝わったかを自分で確かめてみてください。
よくある質問
- 「企業スカウト」と「おすすめ企業オファー」は何が違いますか
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求人ポストの画面のヘルプでは、企業スカウトが「企業の採用担当者があなたの匿名レジュメを見て直接お声がけしている」、おすすめ企業オファーが「ご登録いただいたレジュメ情報が企業の人材要件にマッチした際に特別にお届けする」と説明されています(2026年9月6日時点)。企業スカウトは送り主が企業の採用担当者だと書かれているのに対して、おすすめ企業オファーには誰が送っているかが書かれていません。ラベルは全部で5系統あり、1件のカードに複数並ぶこともあります。
- 「気になる」を押したことは、企業に伝わりますか
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求人を「気になる」に入れたことは、企業側でも確認できます。ただ、私の会社では、そこまで細かくは見ていません。押している方が多いためです。これは自社の運用で、他社がどう見ているかは分かりません。押したことが相手からも見えている、という前提だけ知っておけば十分だと思います。
- AI面接練習は、1日に何回まで使えますか
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AI面接練習LIVEを始める前の画面に「※1日10回まで利用できます(毎日0時にリセット)」と表示されます(2026年9月6日時点)。目安時間は10〜15分(最大20分)で、一覧の画面では10〜20分と表示されます。始める前に、職種と想定レベル(初級・中級・上級)を選びます。
- レジュメを登録すると、企業に氏名や連絡先まで見られますか
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企業スカウトで公開されるのは匿名のレジュメです。氏名・生年月日・メールアドレス・電話番号・住所は公開されません(リクルートエージェント ヘルプセンター・2026年5月19日)。一方で、生年月日から自動算出された年齢と、住所のうち現在居住都道府県は公開されます。社名・在籍期間・事業内容・従業員数も表示されるので、伏せられているのは氏名と連絡先まわり、と考えると分かりやすいと思います。
- 選考状況の「書類通過」が0のままです。落ちているということですか
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マイページの選考状況に並ぶ5つの区分(応募・書類通過・面接選考・内定・選考終了)は、今その段階にある件数です(2026年9月6日時点)。通過率ではありません。選考が終わった案件は「選考終了」に移っていくので、途中の区分は0になります。0が並んでいても、書類が通っていないという意味ではありません。
まとめ
この記事で見てきたことを、7つに絞って振り返ります。
- 選考状況の数字は通過率ではない。5つの区分は今その段階にある件数で、終わった案件は選考終了に移るため、途中の欄は0になります。
- 求人の入口は3つある。求人検索は自分で探す、求人ポストは向こうから届く、気になるはためておく場所です。
- ラベルは5系統ある。誰が送っているかで意味が変わり、面接確約だけは「期限:明日10:00まで」のように応募期限が付きます。
- スカウトは条件検索で送られている。私の会社の運用では、届いた時点で一定の条件には合っていますが、書類が通るかは別の話です。
- レジュメの空欄は企業側でも空欄。語学力が未入力なら、企業側の画面の英語レベルの欄も埋まりません。
- 面談内容の要約は自動で入る。登録した履歴書と職務経歴書から作られた要約が置かれていて、自分で直せます。内容は企業側も確認できます。
- AI面接練習は1日10回まで。練習の画面には面接官の意図が表示され、シナリオは随時更新中と案内されています。
機能の数は多いのですが、順番に見ていくと、やっていることは1本につながっています。自分がレジュメに入力した内容が企業側の画面に並び、そこから声がかかり、届いた求人にラベルが付いて手元に戻ってくる。画面のあちこちに散らばって見えるものは、同じ流れの別の場面です。
どこから手を付けるか迷ったときは、レジュメの「未入力」バッジからで大丈夫です。自分の画面で場所が分かって、企業側の見え方がそのまま変わるのは、ここだからです。そのうえで求人ポストを開くと、届いているラベルの意味も見えてきます。
なお、この記事の画面の説明は2026年9月6日時点のものです。AI面接練習のように更新が続いている機能もあるので、実際の画面と違っていたら、お手元の画面のほうを正としてください。
面接が決まってからの場面、たとえば面接後アンケートで何を聞かれ、それが企業にどう届くのかは、リクルートエージェントの評判と面接後アンケートを扱った記事で書いています。
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