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リクナビNEXTの登録は会社にバレる?企業に見える範囲と2つの設定|現役人事

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在職中に転職サイトへ登録するとき、気になるのが「いまの会社に知られないだろうか」という点です。求人を見てみたいだけでも、どこまでが公開されるのかは先に確かめておきたいところだと思います。

リクナビNEXTは、自分で求人を探して直接応募する転職サイトです。担当者がついて面談を設定される形ではないので、在職中でも自分のペースで動けます。そのぶん、公開の範囲は自分で確かめて決める形になっています。

この記事では、企業側に何がどこまで見えているのかを、公式の文言と実際の画面で確かめていきます。そのうえで、登録した日に整えておきたい設定を順番に並べます。

この記事で分かること
  • 登録しただけでは現職に通知が行かないこと、そして可能性が生まれる4つの場面
  • 企業に公開される項目と、公開されない項目(公式の文言のまま・2026年9月時点)
  • オファーが届く材料として、公式が公開している6つ
  • 現職にレジュメを見せないための設定と、その手順
  • 設定しても情報が届く可能性があると、公式が挙げている4つの場面
すけさん

私も在職中に動いたことがあります。あのとき落ち着かなかったのは、求人を見ること自体より、自分の情報がどこまで出ているのか分からないことでした。そのうえで私は、採用の担当としてレジュメを見る側にもいます。両方の画面を知っている立場から書きます。

知りたいことひと言でいうとこの記事のどこで詳しく
登録しただけで知られる?登録しただけでは、通知は行きません登録だけではバレません
どこまで企業に見えている?氏名と連絡先は非公開。学歴・職歴・都道府県は公開レジュメは誰に見えているのか
なぜオファーが届くの?公式が、材料を6つ公開していますなぜこのオファーが届くのか
現職に見せない方法は?企業ブロック設定。関係する企業も含めて企業ブロック設定でできること
人事に検索されない?社名では探していません採用担当者は見つけられるのか
設定すれば安心?気づかれる入口は、多くの場合もっと手前です設定以外で足がつく場面
使わなくなったら?退会しなくても、止められます退会する前に、止めるという選択肢

扱うのは、公式に書かれていることと、実際の画面で確かめられることだけです。あわせて、採用の担当として自社で使っている検索の条件や、社員の転職活動に気づくきっかけも書いています。こちらは自社の運用であって、他社のことは分かりません。

目次

リクナビNEXTの登録は会社にバレる? ― 登録だけではバレません

会員登録をしたことが、そのまま現職に通知される。そういうしくみはありません。

登録した時点で、いまの勤務先に連絡が行くことはありません。

ただ、まったく何も起きないというわけでもありません。知られる可能性が生まれるのは、次の4つの場面です。先に並べておきます。

可能性が生まれる場面この記事のどこで詳しく
レジュメを公開して、オファーを受け取る設定にしているときレジュメは誰に見えているのか
届いたオファーに反応したときなぜこのオファーが届くのか
現職の社名をブロックしていないとき企業ブロック設定でできること・できないこと
サービスの外側(人づて・休みの取り方・会社の設備)設定以外で足がつく場面

ひとつ目から3つ目までは、サービス側の設定で決まる話です。どれも、マイページの画面で自分の状態を確認できます。しかも、登録した日に一度整えておけば、そのあと毎回気にする必要はありません。

4つ目だけは毛色が違います。設定では届かない範囲の話なので、この記事の後半でまとめて扱います。

この記事は、この4つをひとつずつ確かめていく順番で組んでいます。それぞれ「どこまで見えているのか」を先に示し、そのうえで「どこを設定すればいいか」を書きます。気になっているものから読んでいただいても構いません。

採用のウラ側メモ

私の会社では、社員を探す目的で転職サイトを見ることはありません。見ているのは、募集しているポジションに合う方です。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。そのうえで、見えている範囲は自分で決められます。登録した日のうちに公開の設定だけ確認しておくと、あとが楽になります。

オファーの設定は2段になっています ― レジュメは誰に見えているのか

リクナビNEXTでは、企業から届くものをオファーと呼びます(他のサービスでスカウトと呼ばれているものに当たります)。このオファーの設定が2段になっていることを知っておくと、不安の置き場所がはっきりします。

リクナビNEXTマイページランのオファーに関する設定画面図
マイページ「オファーに関する設定」の画面


マイページを開くと、オファーに関する設定が並んでいます(リクナビNEXT マイページ画面・2026年9月時点)。

並んでいるのは、次の3つです(2026年9月時点)。

  • オファーの受信
  • ダイレクトオファーの受信(匿名でレジュメを企業に共有)
  • 企業ブロック設定

それぞれ「利用中」「設定済」といった状態が横に表示されるので、いま自分がどうなっているかは、この画面で確かめられます。3つ目については、このあとの「企業ブロック設定でできること・できないこと」でまとめています。

「オファーの受信」と「ダイレクトオファーの受信」は別のスイッチです

この2つは、名前が似ていますが中身が違います。公式には、こう説明されています。

オファー
あなたに合ったオファーが、企業が設定した条件等に基づいて届きます。

ダイレクトオファー
匿名でレジュメを企業に共有すると、企業からダイレクトオファーを受け取れます。

リクナビNEXTのヘルプページより(2026年9月時点)

違いは一箇所です。「オファー」は、企業が設定した条件に基づいて届くもの。「ダイレクトオファー」は、レジュメを企業に共有したうえで届くものです。つまり、「オファーをもらう」ことと、「レジュメを企業に共有する」ことは、別のスイッチになっています。在職中の方が気にしているのは、多くの場合あとのほうだけです。

リクナビNEXTのオファーとダイレクトオファーは別のスイッチという図

2つの設定の関係を、上下に並べた図です(2026年9月時点)。

企業に公開される項目・公開されない項目

では、レジュメを共有したとき、企業には何が見えているのか。ここは公式に、項目名まで書かれています。

企業に公開される企業に公開されない
学歴メールアドレス
資格氏名
職歴生年月日
都道府県住所
生年月日から自動算出された年齢電話番号
(等)性別
リクナビNEXT ヘルプセンター「特定の企業にレジュメを公開したくない」より(2026年9月時点)

細かいところですが、切り分けが2つあります。

ひとつは生年月日です。公式には「生年月日から自動算出された年齢等が公開されます」と書かれており、生年月日そのものは非公開の項目に入っています。もうひとつは住所です。都道府県までは公開されますが、番地までは出ません。

そして、この公開・非公開の線引きについて、公式にはこうあります。

※上記項目は、ご自身で公開設定に変更できません

リクナビNEXTのヘルプページより(2026年9月時点)

項目ごとに「これは出す、これは隠す」と調整することはできません。自分で決められるのは、次の2つです。

  • ダイレクトオファーの受信を、ONにするかOFFにするか
  • 特定の企業に見せないようにする、企業ブロック設定

もうひとつ、押さえておきたい記述があります。

非公開の項目は、求人企業だけでなく転職エージェントに対しても公開されません。

※「氏名」「生年月日」「性別」「メールアドレス」「電話番号」「住所」など、情報入力時に「非公開情報」マークのついた情報は、求人企業や転職エージェントには公開されません(「生年月日」から自動算出された年齢は公開されます)。

リクルートのプライバシーポリシーより(2023年9月18日改定の内容です)

そのうえで、この章でいちばん安心につながるのは、次の1文だと思います。

なお、マイページより「ダイレクトオファー」の設定をOFFにするとレジュメは非公開状態となり、応募手続きをされない限りは企業へご登録の情報が伝わることはありません。

リクナビNEXTのヘルプページより(2026年9月時点)

登録はしたいけれど、いまはまだ誰にも見られたくない。そういう段階なら、ここをOFFにしておくと、自分から応募するまでレジュメは非公開のままだと公式に書かれています。求人を探すことと、レジュメを見てもらうことは、切り離して始められます。

リクナビNEXTマイページ内のダイレクトオファーを停止する画面
マイページ「ダイレクトオファーを停止する」の画面

届いたオファーを見分ける手がかりは2つあります

すけさん

オファーの一覧には、種類の違うものが並んで表示されます。見分ける手がかりは2つあります(2026年9月時点の画面です)。

ひとつは、「ダイレクト」というバッジです。これが付いているものは、匿名で共有したレジュメを見て送られてきたものにあたります。「採用担当者からメッセージが届いています」という帯が一緒に出ていることもあります。

リクナビNEXT「ダイレクト」バッジと、その下の帯の画像
「ダイレクト」バッジと、その下の帯

オファーのカードの上部に出る表示です(リクナビNEXT オファー一覧の画面・2026年9月時点)。

もうひとつは、カードの下のほうに出る「転職エージェントからの求人」という表示です。これが付いているものは、起点が求人企業ではなく転職エージェントです。

リクナビNEXT「転職エージェントからの求人」バッジ
「転職エージェントからの求人」の表示

こちらはカードの下部に、人物のアイコンとともに出ます(リクナビNEXT オファー一覧の画面・2026年9月時点)。

なお、どちらも付いていないカードもあります。バッジの付き方について、公式に説明されているものは見当たりませんでした。画面で確かめられるのは、上の2つの表示があるかどうかまでです。

この2つ目の表示は、あとで効いてきます。「ブロックしたはずの会社からオファーが届いた」という場面を確かめるときに使う目印です。そちらは、このあとの「企業ブロック設定でできること・できないこと」で扱います。

届いたオファーの中身をどう読むかは、別の記事でまとめています。

採用のウラ側メモ

「ダイレクト」のオファーには、採用担当者のメッセージが付きます。私が書くときも、レジュメで分かる範囲を見て書いています。逆にいえば、そこに書かれていない前提は、面談で確かめるまで埋まりません。気になる点は、最初のやり取りで聞いてしまうほうが早いです。

なぜこのオファーが届くのか ― 公式が公開している6つの材料

すけさん

オファーが届いたとき、うれしさより先に「自分の何を見て送ってきたんだろう」と思ったことがあります。知らないところで誰かが自分の情報を見ている気がして、落ち着きませんでした。ここは、材料が公開されているので、順番に確かめられます。

オファーを送る候補者を表示するときに、何が使われているのか。公式は、その材料を6つ公開しています。

材料は、公式に6つ書かれています

リクルートのプライバシーポリシーに、「オファー送信候補者の表示に使用するデータ項目一覧」として並んでいるのが、次の6つです。

  • ユーザーが「リクナビNEXT」に保存した求人検索条件(従業員数・設立年数・雇用形態・業種・職種・年収など)
  • ユーザーが「リクナビNEXT」に登録したレジュメ情報、および職歴に記載された所属会社にひもづく公開情報など
  • ユーザーの「リクナビNEXT」上での求人の閲覧および応募などに関する履歴情報
  • オファーの受信や開封状況、企業との間で行うやり取りなどに関する情報
  • 求人情報(職種想定年収・勤務地などの労働条件・経験年数・資格など当該求人において求められる客観的条件ならびに当該求人の掲載時期・応募数などの情報・選考情報・当該求人企業の公開情報など)
  • 求人企業によるレジュメの閲覧やオファーの送付などに関する履歴情報
リクルートのプライバシーポリシーより(2023年9月18日改定の内容です)

あわせて、これらの情報は個人が特定されない形で表示されると明記されています。ここも公式の文言です。

6つのうち、とくに読者の方に効くものが2つあります。

ひとつ目は、「職歴に記載された所属会社にひもづく公開情報」です。使われているのは、自分が入力した文字だけではありません。書いた社名にひもづく、公開されている情報も材料に入っています。

ふたつ目は、「オファーの受信や開封状況」です。届いたオファーを開いたかどうかも、材料のひとつとして挙げられています。裏を返すと、ここは自分の操作で変えられる部分でもあります。

このうち、自分で動かせるのは3つです

6つを、自分の側で動かせるかどうかで並べ直すと、こうなります。

材料内容自分で動かせるか
保存した求人検索条件雇用形態・業種・職種・年収など、自分で保存した条件動かせます
レジュメ情報と、所属会社にひもづく公開情報入力した内容と、書いた社名にひもづく公開情報一部だけ
求人の閲覧・応募の履歴どの求人を見て、どれに応募したか動かせます
オファーの受信や開封状況届いたオファーを開いたかどうか、やり取りをしたか動かせます
求人情報求人側の条件や、掲載の時期など動かせません
企業によるレジュメ閲覧やオファー送付の履歴企業側の動きの履歴動かせません
リクルートのプライバシーポリシーより(2023年9月18日改定の内容にもとづく)
リクナビNEXTでオファーが届く材料のうち自分で動かせるものを分けた図

6つの材料を、動かせるかどうかで左右に分けた図です(2026年9月時点)。

自分で動かせるのは、保存した検索条件、閲覧や応募の履歴、オファーの開封状況の3つです。

レジュメの中身は、入力する内容は自分で決められますが、社名にひもづく公開情報のほうは動かせません。

どの項目がどれくらい効いているかは、公表されていません。「ここを変えればオファーが増える」といった話は、公式の説明からは読み取れません。分かるのは、材料として何が挙げられているか、そこまでです。

レジュメを薄く書けば、バレにくくなるのか

ここまで読むと、「なら、レジュメをできるだけ薄く書いておけばいいのでは」と考えたくなるかもしれません。

たしかに、レジュメの中身を薄くすれば、人物像は絞りにくくなります。ここは、そのとおりだと思います。

ただし、薄くしたぶん減るのは、届くオファーのほうです。

私の会社で候補者の方を探すときに見ているのは、経験年数・希望職種・希望勤務地・希望年収です。ここが空欄だと、そもそも条件に引っかかりません。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。

一方で、個人が結びつきやすいのは、社名や、その会社でしか成立しない固有の実績のほうです。絞り込みに使う欄と、個人が浮かびやすい部分は、同じではありません。

つまり、薄くする場所を間違えなければ、両方は両立します。現職の社名は企業ブロック設定で止める。レジュメの中身は、具体的な社名と固有の案件名を外したうえで、経験と数字はきちんと書く。この形にしておくと、届く量を落とさずに済みます。

すけさん

それでも、どうしても見られたくない期間があるなら、ダイレクトオファーをOFFにするほうが確実です。さきほどの公開範囲の話でも触れたとおり、OFFにするとレジュメは非公開状態になると公式に書かれています。

もうひとつ、レジュメの情報が外部に提供される場面についても、公式は条件を限定しています。

※レジュメ情報が公開設定になっており、レジュメ情報の必須項目が全て入力済の場合に限ります。

リクルートのプライバシーポリシーより(2023年9月18日改定の内容です)

公開設定になっていて、なおかつ必須項目を埋めきっている場合に限る、と読める書き方です。登録したばかりで途中まで、という段階では起きないことになります。

採用のウラ側メモ

私の会社でも、条件に合う方を探すときに見ているのは、ご本人が入力した項目です。入力していない欄は、こちらの画面でも空欄のままです。見られたくない欄を空けておくのは有効ですが、その欄で探している募集には届かなくなります。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。

企業ブロック設定でできること・できないこと ― 公式が挙げる4つの場面

ここが、在職中の方にとっていちばん実務的な章です。現職にレジュメを見せないための設定は、名前が付いていて、場所も決まっています。

企業ブロック設定とは何か

公式には、こう説明されています。

現在や過去の勤務先等、レジュメを公開したくない特定の企業に対して、検索や閲覧、オファーの送信をされないようレジュメを非公開にできる機能です。勤務先のほか、必要に応じて関連会社や取引先等も併せてご確認ください。

リクナビNEXTのヘルプページより(2026年9月時点)

止まるのは、検索・閲覧・オファーの送信の3つです。設定した企業からは、レジュメが見えなくなります。手順は次のとおりです。

  • ログイン後、マイページを開く
  • オファーに関する設定の中から、企業ブロック設定を選ぶ
  • ブロックしたい企業名を入力し、表示された企業を選ぶ
  • 画面下部のボタンで、選んだ企業をブロックする
リクナビNEXT企業ブロック設定
企業ブロック設定の画面

設定画面には、説明文と、ブロック中の企業の一覧が並んでいます(リクナビNEXT 企業ブロック設定の画面・2026年9月時点)。

この画面には、案内が1行書かれています。

設定した企業はあなたのレジュメを閲覧することができなくなります。関係する企業も含めて設定することを推奨します。

リクナビNEXT 企業ブロック設定の画面より(2026年9月時点)

関係する企業も含めて」というのが、ここでの要点です。親会社やグループ会社、取引先のように、現職と人のつながりがある企業まで含めておくと、範囲が広がります。

設定できる件数については、画面に「1/1000件」と表示されます(2026年9月時点)。数社を登録するぶんには、件数を気にする場面はほとんどないと思います。

公式が「情報が提供される可能性がある」として挙げている4つ

すけさん

設定画面の下部には、注記が置かれています。設定しても情報が提供される可能性がある場面として、公式が挙げているのが次の4つです。

※企業ブロック設定を行っても、以下の場合には該当企業に情報が提供される可能性があります。

  • HOT PEPPER Beauty WORKをご利用の場合
  • システムに反映されるまで時間差がある場合
  • 求人企業が誤登録または登録漏れしている場合
  • 合併や社名変更後に情報を更新していない場合
リクナビNEXT 企業ブロック設定の画面より(2026年9月時点)

あわせて、一覧そのものについての注記もあります。

※企業の情報は随時登録していますが、全ての企業を網羅しているわけではありません。

リクナビNEXT 企業ブロック設定の画面より(2026年9月時点)

4つを、こちら側で先に手を打てるかどうかで並べると、こうなります。

公式の注記どういう場面か先に手を打てるか
HOT PEPPER Beauty WORKをご利用の場合この名称のサービスを利用している場合です打てます(自分が使っているかどうかは、自分で分かります)
システムに反映されるまで時間差がある場合設定した直後は、反映まで間があります打てます(登録した日のうちに設定しておく)
求人企業が誤登録または登録漏れしている場合企業側の情報の登録に、漏れがある場合です打てません
合併や社名変更後に情報を更新していない場合社名が変わった会社です打てます(旧社名でも検索してブロックしておく)
リクナビNEXT 企業ブロック設定の画面より(2026年9月時点)
リクナビNEXTの企業ブロック設定で止まる範囲と公式が挙げる4つの場面

設定で止まる範囲と、可能性が残る場面を左右に分けた図です(2026年9月時点)。

この4つは、公式サイトに「情報が提供される可能性があります」として挙げられているものです(2026年9月時点)。

4つ目には、少し補足を足しておきます。社名が変わった会社は、旧社名でも新社名でも検索して、両方をブロックしておくと確実に近づきます。合併や社名変更のあとに情報が更新されていない場合がある、と公式が書いているためです。手間としては、検索欄にもう一度入力するだけで済みます。

ブロックしたはずの会社からオファーが届いたとき

設定を済ませたのに、ブロックしたはずの会社の名前でオファーが届くことがあります。ここについても、公式に但し書きがあります。

※転職エージェントからの紹介として、企業ブロック設定をした求人企業のオファーが届く可能性がありますが、求人企業にはあなたのレジュメや転職状況は公開されません。

リクナビNEXTのヘルプページより(2026年9月時点)

起点が転職エージェントである場合には、ブロックした企業の求人が届くことがある。ただしその求人企業に、レジュメや転職状況が渡っているわけではない、と書かれています。

そして、これは自分の画面で確かめられます。さきほどの見分け方のところで触れた、カードの下部に出る「転職エージェントからの求人」という表示です。この行があるかどうかを見れば、起点が転職エージェントかどうかが分かります。

設定した直後にオファーが届いて驚いたときは、まずこの1行を探してみてください。確かめる場所が決まっていると、それだけで落ち着きます。

ここまでが、登録した日に整えておきたい設定です。公開の範囲を確かめて、ダイレクトオファーをどうするか決めて、現職と関係する企業をブロックする。どれも、マイページから進められます。

採用のウラ側メモ

公式が「可能性があります」として挙げているのは4つです。裏を返せば、先に気にしておく場面は、この4つに絞れるということでもあります。書かれていない範囲を推測で埋めても、安心は増えません。4つのうち3つは、こちら側で先に手を打てます。

公式が示している範囲まで分かれば、あとは自分の画面で確かめる段階です。企業ブロック設定は、会員登録のあと、マイページから行えます。

採用担当者は、自社の社員を見つけられるのか

すけさん

不安がいちばん大きくなるのは、相手の画面が想像できないときだと思います。私も求職者として登録したとき、人事がどんな画面を見ているのかは分からないままでした。いまは採用の担当として、同じ画面を開く側にいます。何が映っているかが分かると、それだけで落ち着きます

企業ブロック設定の場所が分かっても、もうひとつ残りやすいのが「うちの人事がこのサイトを見ていたら、自分が出てくるのでは」という心配です。在職中の方から、たまに聞く声でもあります。ここは、私が実際に使っている検索の条件を並べるのが早いと思います。

私の会社が検索に使っている4つの条件

私の会社で候補者の方を探すときに、検索の条件に入れているのは、さきほどレジュメを薄く書く話でも挙げた4つです。募集しているポジションの要件を、そのまま条件欄に置き換えているだけ、という言い方のほうが近いかもしれません。

この4つを、企業に公開されない項目と並べてみます。右側は、リクナビNEXTのヘルプページとリクルートのプライバシーポリシーに、非公開と書かれている項目です。

私の会社が検索に使う条件企業に公開されない項目
経験年数氏名
希望職種生年月日
希望勤務地性別
希望年収メールアドレス
使っているのは、この4つです電話番号
住所

並べてみると、はっきりすることがあります。検索に使っている条件のなかに、個人を特定できるものがひとつもありません。氏名も連絡先も、そもそも検索の入口に置かれていない項目です。

社名からは探していません

ここが、この章でいちばんお伝えしたい部分です。

私の会社では、社名から社員を探すという使い方はしていません。

検索は、募集に合う方を探すための作業です。探しているのは「この募集に合う方」であって、「特定の誰か」ではありません。私が画面を開くのは、たいてい募集が動き出したときで、そのときに知りたいのは、条件に合う方がどのくらいいるかということです。

会社名で絞り込む欄があるかどうかにかかわらず、私の仕事のなかに、その使い方をする理由がありません。これも自社の運用で、他社のことは分かりません。

見つけようと思えば見つかるのか

そのうえで、ここは正直に書きます。職歴と勤務地と経験年数が揃えば、心当たりが生まれることはあります。同じ業界で、同じような経歴の方が多くない職種であれば、なおさらです。

だからこそ、現職の社名をブロックしておく意味があります。さきほどの企業ブロック設定の話です。設定した企業からは、検索も閲覧もされなくなると公式に書かれています。心当たりが生まれる手前で、そもそも一覧に出てこない状態にしておく、という順番です。

不安を打ち消すより、設定で範囲を決めてしまうほうが早いと思います。

採用のウラ側メモ

私の会社で検索に使うのは、経験年数・希望職種・希望勤務地・希望年収です。社名から社員を探す使い方はしていません。探しているのは募集に合う方であって、特定の誰かではありません。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。

設定以外で足がつく場面 ― 人事が実際に気づくきっかけ

すけさん

採用の現場にいて思うのは、情報はサービスの画面よりも先に、人から人へ伝わるということです。私が誰かの転職活動を知るときも、画面を見て気づいたことはありません。たいていは、人づてです。だから設定を整えたあとは、そちらに目を向けるほうが近道になります。

ここまでは、サービスの中で見えている範囲の話でした。ここからは、その外側の話をします。

気づくきっかけは、多くの場合サービスの外側にあります

私の会社で、社員の方の転職活動に気づくきっかけになっているのは、次のようなことです。

  • 人づてに伝わってくる。いちばん多いのはこれです
  • 人事として勤怠のデータを預かっているので、有給休暇の取り方が急に変わったときに気づくことがある
  • その方の上司から「最近いつもと雰囲気が違う」と聞いて気づくことがある

1人の人事としての実感です。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。数えて出した話でもないので、割合のような形ではお伝えできません。

転職活動が会社にバレる入口は設定の外側の日常にあることを示す図

設定でふさげる範囲と、日常の側にある入口を左右に分けた図です(2026年9月時点)。

並べると落ち着かない気持ちになるかもしれませんが、読み取っていただきたいのは逆のことです。どれも、転職サイトの画面から分かったことではありません。設定でふさげる範囲と、気づかれる入口は、別のところにあります。

会社の設備で転職活動をしない

そのうえで、日常の側で気をつけておくことは多くありません。次の3つくらいです。

  • 会社から貸与されたパソコンやスマートフォンで求人を見ない
  • 登録に使うのは、会社のメールアドレスではなく個人のもの
  • 社内のネットワークにつないだ状態で操作しない

どれも、最初に一度決めておけば済むことです。

在職中だからこそ、先に聞いておくといいこと

在職中の転職活動でいちばん段取りが難しいのは、選考の日程です。ここは、待つより先に聞いてしまうほうが楽になります。

応募先とのやり取りが始まった段階で、在職中なのですが、選考の日程はどのくらい融通が利きますか」と一度聞いておく。これだけで、後半に面接が固まって、まとめて休みを取る形になるのを避けやすくなります。

設定を整えることには、意味があります。ただ、実際に気づかれる入口は、多くの場合もっと手前にあります。だからこそ、サービス側の設定は一度整えてしまって、あとは日程の取り方を工夫するほうが、気が楽になります。

選考の過程で、前の職場に確認が行くのかという点は、別の記事でまとめています。

採用のウラ側メモ

在職中だと伝えたうえで、初回に「選考の日程はどのくらい融通が利きますか」と聞いてみてください。すぐに答えが返る会社は、在職中の候補者に慣れています。逆に日程を寄せてくる会社は、入社後の進め方も似た形になりやすいです。

使わなくなったら ― 退会する前に、止めるだけという選択肢

リクナビNEXT退会手続きページ
退会手続きページ

退会手続きのページを開くと、上半分にこの案内が置かれています(リクナビNEXT 退会手続きページ・2026年9月時点)。

転職活動を止めたくなったとき、最初に思い浮かぶのは退会だと思います。ただ、画面を開いてみると、先に出てくるのは別の案内です。

退会ページを開くと、先に出てくるのは「止める」の案内です

退会手続きのページには、退会の導線よりも上に、次の案内が置かれています。

通知を停止・転職活動を一時休止したい場合

メールやオファーを受け取りたくない場合、退会せずに以下の設定変更で停止できます。また、転職活動を一時休止する場合も、退会せずにメールやオファーの受信を停止しておくと、再開時にスムーズです。

リクナビNEXT 退会手続きページより(2026年9月時点)

その下に、[メールをすべて停止する]と[オファーをすべて停止する]という2つのボタンが並び、退会の案内はさらにその下です。

転職活動は、途中で止まったり、また動き出したりするものだと思います。そのたびに登録し直さなくていいように、止めるだけの方法が先に案内されていると読むのが自然です。

メールとオファーは別々に止められます

「メールを止めたい」と「レジュメを見られたくない」は、別の話です。止める場所も分かれています。

止めたいものどこで止まらないもの
オファーをまとめて止めたい退会手続きページの[オファーをすべて停止する]
メールをまとめて止めたい退会手続きページの[メールをすべて停止する]自動配信メール(応募完了など)
種類ごとにメールを選びたいマイページの配信設定(新着求人の配信・おすすめ求人の配信・転職お役立ち情報)自動配信メール(応募完了など)
レジュメを企業に見せたくないマイページのダイレクトオファーの受信をOFFにする

ひとつ、正直に書いておきます。すべてのメールが止まるわけではありません。

※自動配信メール(応募完了など)は受信停止の設定ができません。

リクナビNEXT 退会手続きページより(2026年9月時点)

応募の完了通知のように、手続きに伴って届くものは残ります。逆にいえば、お知らせとして広く届くものは、上の表の場所で止められます。

レジュメのほうは、さきほどの公開範囲の話で触れたとおりです。ダイレクトオファーの受信をOFFにすると、レジュメは非公開状態になり、応募手続きをしない限り企業に情報が伝わることはないと、公式に書かれています。

退会したい場合

もう使わないと決めている場合は、同じページの[退会手続きへ]から進めます。ひとつだけ、先に知っておいていただきたい注記があります。

退会後は登録情報を復元することができませんのでご注意ください

リクナビNEXT 退会手続きページより(2026年9月時点)

書き上げたレジュメも、保存した検索条件も、退会すると戻りません。また使うかもしれないなら止めるだけ、もう使わないなら退会。この分かれ目で選んでいただければと思います。

採用のウラ側メモ

転職活動は、止めて再開することのほうが多いです。私の会社でも、一度お見送りになった方が半年後に応募し直されることは珍しくありません。やめるか続けるかの二択にしなくて大丈夫です。これは自社の運用で、他社のことは分かりません。

よくある質問

実名や連絡先は企業に出ますか

出ません。

氏名・生年月日・性別・メールアドレス・電話番号・住所は非公開だと公式に明記されています。公開されるのは学歴・資格・職歴・都道府県と、公式の文言でいう「生年月日から自動算出された年齢」です。この公開・非公開の線引きは、自分では変更できないとも書かれています。

現職に見られたくない場合、何をすればいいですか

企業ブロック設定です。

マイページから現職の社名を検索して登録します。設定画面には「1/1000件」と表示されます(2026年9月時点)。公式の画面には「関係する企業も含めて設定することを推奨します」とあるので、グループ会社や取引先も一緒に確かめておくと範囲が広がります。社名が変わった会社は、旧社名でも検索してみてください。

ブロックしたはずの会社からオファーが届いたのはなぜですか

転職エージェント経由の紹介である可能性があります。

公式には「転職エージェントからの紹介として、企業ブロック設定をした求人企業のオファーが届く可能性がありますが、求人企業にはあなたのレジュメや転職状況は公開されません」とあります。オファーのカードの下部に「転職エージェントからの求人」と表示されるので、画面で確かめられます。

しばらく使わないときは退会したほうがいいですか

退会しなくても止められます。

退会手続きのページにある[オファーをすべて停止する]か、マイページでダイレクトオファーの受信をOFFにする方法があります。公式にも、一時休止の場合は退会せずに停止しておくと「再開時にスムーズです」と案内されています。退会すると登録情報は復元できません。

まとめ

ここまで確かめてきたことを、7つに整理しておきます。

この記事のまとめ
  • 登録しただけでは通知は行かない。可能性が生まれるのは4つの場面だけです。
  • 氏名と連絡先は企業に出ない。公開されるのは学歴・資格・職歴・都道府県などで、この線引きは自分では変更できないと公式に書かれています。
  • オファーは2段のスイッチ。「オファーの受信」と「ダイレクトオファーの受信」は別で、レジュメの共有を伴うのは後者だけです。
  • 届く材料は公式が6つ公開している。そのうち自分で動かせるのは、検索条件・閲覧や応募の履歴・開封状況の3つです。
  • 現職は企業ブロック設定で止める。関係する企業も含めて設定することが推奨されています。
  • 公式が挙げる場面は4つだけ。うち3つは先に手を打てて、旧社名でのブロックもそのひとつです。
  • 設定は一度整えれば済む。気づかれる入口は、多くの場合サービスの外側にあります。

在職中の転職活動で落ち着かないのは、自分の情報がどこまで出ているのか分からないからだと思います。この記事で見てきたとおり、公開される項目も、止められる場所も、公式に書かれていて、自分の画面で確かめられます。

やることは多くありません。公開の範囲を確かめて、ダイレクトオファーをどうするか決めて、現職と関係する企業をブロックする。登録した日にこの3つを済ませておけば、そのあとは求人を見ることに戻れます。

設定は、一度整えれば済みます。毎日確かめ直すものではありません。あとは、気になる求人を見つけたときに動けるよう、日程の取り方だけ先に考えておく。それで足りると思います。

リクルートエージェントとの違いは、別の記事でまとめています。

評判の中身については、こちらでまとめています。

リクナビNEXTの企業ブロック設定で止まる範囲と公式が挙げる4つの場面

設定で止まる範囲と、可能性が残る場面を左右に分けた図です(2026年9月時点)。

設定の場所は、会員登録のあとマイページから確かめられます。

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