✅ 人事が本音で選んだ|IT転職エージェントおすすめ8選

type転職エージェントの評判|現役IT人事が口コミ83件と決算を検証

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type転職エージェントの評判を調べていると、評価がきれいに割れていることに気づくと思います。「ヒアリングに時間をかけてもらえた」という投稿があるかと思えば、「連絡が来なくなった」という投稿もあります。どちらも本当なのだとしたら、自分の場合はどちらになるのかを知りたくなります。

口コミサイトのみん評に寄せられた口コミは83件、総合評価は2.80(5点満点/2026年9月2日集計)。この数字だけを見て、登録をためらう方もいると思います。

ただ、点数の意味は、比べる相手を決めないと分かりません。この記事では、口コミ83件の内訳、公式サイトが出している数字の注記、そして運営会社が四半期ごとに開示している決算資料まで、出どころのはっきりした情報だけを並べて確かめていきます。書いているのは現役のIT人事で、採用する側としてtype転職エージェント経由の候補者を選考した経験があります。求職者側からは見えにくい部分も、あわせてお伝えします。

この記事で分かること
  • 口コミ83件の星別の内訳と、総合評価2.80の読み方
  • 「約5人に4人が年収UP」が、誰を分母にした数字なのか
  • 「連絡が来ない」が起きる理由を、運営会社の開示データから説明
  • ITエンジニアにとってのtype転職エージェントの立ち位置
  • 首都圏以外にお住まいの方が、登録前に確認しておきたいこと
すけさん

採用する側にいると、同じエージェントでも担当者によって候補者の見え方がまるで違うことに気づきます。人物像まで書き込まれた推薦文が添えられていると、書類の段階での見え方が変わります。サービス全体の評判より、目の前の担当者との相性のほうが結果を左右します。この記事もその前提で読んでいただけたらと思います。

目次

type転職エージェントの評判を30秒で|結論と、向く人・向かない人

type転職エージェントは、東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県で働きたい20代後半〜30代前半の方で、営業・ITエンジニア・マーケティング・管理部門のいずれかの経験がある方なら、登録先の候補に入るサービスです。

一方で、首都圏以外での勤務を希望する方や、職種未経験からの転向が主な目的の方は、別のサービスを先に当たったほうが早く進みます。求人がゼロというわけではありませんが、この記事の後半で見るとおり、件数の差がはっきりしています。

候補に入る人別の選択肢を先に当たったほうが早い人
一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で働きたい首都圏以外での勤務を希望している
営業・ITエンジニア・マーケティング・管理部門の経験がある職種未経験からの転向が主な目的
20代後半〜30代前半ハイクラス年収帯で幅広い選択肢が欲しい
年収を上げることを転職の目的にしているとにかく求人数の多さを優先したい
対応エリアと対象職種の範囲は、type転職エージェント サービス紹介ページの記載にもとづいて整理しています

公式サイトが前面に出している数字は2つあります。どちらも注記とセットで読むと、意味がはっきりします。

ひとつは「約5人に4人が年収UPを実現」。注記には「年収UP希望者の年収UP率(2021年10月1日~2022年9月30日/自社調べ)」とあります。分母は登録者全体ではなく、年収を上げたいと申告した人です。

もうひとつは「転職後の定着率97.4%」。注記は「無期雇用就職者の離職者(6か月以内)の割合より算出(計測期間:2023年4月1日~2024年3月31日)」。測っているのは入社後6か月までの期間です。

この2つの数字が何を測ったものなのかは、記事の中ほどであらためて整理します。ここでは「注記まで含めて読むと、見え方が変わる数字だ」という点だけ押さえておいてください。

採用のウラ側メモ

採用する側は、首都圏のポジションほど早く決めたがります。声をかけたエージェントから順に候補者が集まるので、募集開始から数週間で面接枠が埋まることも珍しくありません。登録するかどうかを迷っている時間が、そのまま選べる求人の数に効いてきます。

type転職エージェントとは|運営会社と「一都三県特化」の中身

type転職エージェントを運営しているのは、株式会社キャリアデザインセンターです。人材紹介サービス開始から25年、2023年1月時点での累計転職支援実績は34万人以上と公式サイトに記載があります。

求人の規模は、公開求人検索ページの表示で求人総数38,122件、うち非公開求人数23,374件(2026年9月1日更新)。差し引くと公開求人はおよそ14,700件です。この数字は日々更新されるため、登録前にご自身でも確認してみてください。

運営会社と、上場企業であることの意味

項目内容
社名株式会社キャリアデザインセンター
設立1993年7月8日
上場区分東京証券取引所プライム市場(証券コード:2410)
従業員数768名(2025年9月30日現在)
本社東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル
もう1つの拠点赤坂山王オフィス(東京都港区赤坂2-5-1 S-GATE赤坂山王ビル)
人材紹介事業の許可番号厚生労働大臣許可 13-ユ-040429
出典:株式会社キャリアデザインセンター 会社概要(2026年9月2日確認)

上場企業であることは、求職者にとっても意味があります。上場している会社は、四半期ごとに事業ごとの数字を開示する義務があるためです。type転職エージェントの場合、人材紹介事業の売上だけでなく、成約件数やコンサルタント1人あたりの成約決定数まで公開されています。この記事の後半では、その開示資料を使って「連絡が来ない」という口コミの背景を説明します。

もうひとつ、対応エリアを考えるうえで見ておきたいのが拠点です。オフィスは東京都港区赤坂の2か所のみで、地方に拠点はありません。「首都圏に強い」という説明の実体は、ここにあります。

なお設立は1993年で、会社としては33年目です。公式サイトの「人材紹介サービス開始から25年」は会社の設立年ではなく、人材紹介の事業を始めてからの年数を指しています。

転職サイト「type」との違い|同じ看板でも入口が違う

「type」という名前は、転職サイトとしても使われています。運営会社は同じですが、入口の仕組みが違います。転職サイトは自分で求人を探して応募する場所、転職エージェントは担当者が求人を提案してくれる場所です。

規模で見ると、サイト側のほうが大きいです。2026年9月期第3四半期累計のセグメント別売上高は、メディア事業(転職サイトtypeなど)が4,318百万円。人材紹介事業は一般領域1,940百万円とミドル領域375百万円の合計で2,315百万円です。計算すると、メディア事業は人材紹介事業のおよそ1.9倍にあたります。

ここを知っておくと、応募経路の選び方が変わります。同じ企業の求人が、サイトとエージェントの両方に出ていることがあるためです。この話は、ITエンジニアの章でもう一度取り上げます。

女性・IT・ハイクラス|3つの専門窓口

type転職エージェントと転職サイトtypeの棲み分けを示した階層図

type転職エージェントには、対象を絞った窓口が3つあります。登録の入口が分かれているので、自分が当てはまるものがあれば、そちらから入るほうが話が早く進みます。

窓口対象公式サイトの説明
type転職エージェントITIT・Webエンジニア累計7万人以上(2024年5月時点)のエンジニアの転職支援実績。約80%が年収アップを実現
type転職エージェントハイキャリアハイクラス・エグゼクティブ企業担当とキャリアアドバイザーを一人のコンサルタントが担当。ハイクラス領域の10,000求人から厳選して紹介
type女性の転職エージェント女性別ドメインで運営されている女性向けの窓口
出典:type転職エージェントITtype転職エージェントハイキャリア(2026年9月2日確認)
すけさん

type女性の転職エージェントについては、下記記事で解説しています。

採用のウラ側メモ

採用する側は、同じ会社の求人サイトとエージェントを両方使うことがあります。応募者を広く集めたいポジションは求人サイトに、急いで決めたいポジションはエージェントに、と使い分けているためです。エージェント経由で届く求人が「急ぎ」であることは、意外と多いです。

口コミ83件の内訳と、良い評判からわかる強み

ここからは、口コミサイトのみん評に投稿された83件を見ていきます。まず、総合評価2.80という数字をどう受け取るかから始めます。

みん評「2.80」をどう読むか|カテゴリ平均は2.78

みん評でのtype転職エージェントの総合評価は2.80です。5点満点なので、この数字だけを見れば低く見えます。

ただ、同じサイトの転職エージェントカテゴリの平均は2.78です。差は0.02。カテゴリの中では平均的な位置にあります。

項目評点(5点満点)
総合2.80
転職エージェントのカテゴリ平均2.78
求人数2.94
紹介内容2.89
担当者2.83
サポート2.79
出典:みん評 type転職エージェント(2026年9月2日確認)

カテゴリ全体が2点台後半に集まるのは、口コミが集まる仕組みによるものと考えられます。転職が上手くいった人は、わざわざ口コミサイトに戻ってきません。納得がいかなかった人は書き込みます。この非対称が、転職エージェントというカテゴリ全体の点数を押し下げています。

項目別に見ると、4つの中で最も高いのが求人数(2.94)、最も低いのがサポート(2.79)です。差は0.15と大きくありませんが、この順番は後で見る口コミの中身とも符合します。求人はある、その先の支援の評価が分かれる、という形です。

星別の内訳|83件のうち星4以上は5件

評価件数構成比
星52件2.4%
星43件3.6%
星32件2.4%
星2・星174件89.2%
0点2件2.4%
合計83件100%
出典:みん評 type転職エージェント(2026年9月2日集計)

星4以上は83件中5件、星1〜2が74件です。

この星4以上の5件は、本文をすべて確認しました。投稿日が分かる3件は、いずれも2019年2月以前のものです(2018年12月が1件、2019年2月が2件。残る2件は日付の表示がありません)。一方、今回本文を確認できた星1〜2の11件は、すべて2025年1月から2026年7月までの投稿でした。

ここから「サービスが変わった」と言い切ることはしません。星1〜2の74件のうち本文を確認できたのは11件で、投稿時期の全体の分布も分からないためです。時期に偏りがあるという事実だけをお伝えして、判断はお任せします。なお0点の2件は本文を確認できていないため、内容には触れません。

高評価5件に共通していたこと

5件しかないからこそ、1件ずつ何が評価されたのかを具体的に見ていけます。共通していたのは次の3点でした。

  • ヒアリングに時間をかけている(5件中4件)。やりたいことを一緒に整理してもらえた、自分でも気づかなかったアピールポイントを引き出してもらえた、という内容です
  • 選考対策が具体的(2件)。面接に進んだ企業の傾向とすべき対策を書いたメールが届いた、という投稿があります(2018年12月)
  • 給与や入社日の条件交渉に入っている(2件)

加えて、1件のみですが、希望先の内定後に他社の辞退の仕方まで相談できたという投稿(2019年2月)と、給与交渉をしてもらって前職より100万円高い年収で決まったという投稿(2018年12月)があります。いずれも1件だけの証言なので、そういうケースもあった、という受け取り方が正確です。

求人の量については、評価が割れています。「一週間で16件ぐらい。ちょっと少なめですがまずまず」(星4)という投稿がある一方で、「求人数はとても多かったが、希望でない条件やポジションが大半」(2026年1月・星1)という投稿もあります。件数そのものより、希望に合う求人が何件あったかで評価が分かれている、と読むのが自然です。

採用のウラ側メモ

公式サイトに「求人票に記載のない独自情報もお伝え」とあります。求人が非公開になる理由は、好条件だからとは限りません。組織変更や欠員の補充など、社外に出せない事情で伏せていることも多いです。面談では、その求人が非公開である理由まで聞いてみてください。

悪い評判・口コミと、それが起きる理由

ここからは星1〜2の投稿を見ていきます。先に範囲をお伝えします。星1〜2は74件ありますが、今回本文まで確認できたのは11件です。以下に出てくる件数は、すべてこの11件の中での数え方です。74件全体の傾向としては読まないでください。

11件の内容を分けると、5つのパターンに整理できました。

  • 担当者の態度・言葉遣い(7件)
  • 希望と違う求人、または紹介そのものが無い(7件)
  • 連絡が途切れる(5件)
  • 社内の連携ミス(4件)
  • 辞退をめぐる摩擦(3件)

最も多かった態度についての7件のうち、希望年収を伝えた場面で「鼻で笑われた」という投稿が、別の人・別の時期で2件ありました(2025年10月、2025年8月)。この件は、伝え方の話として記事の後半でもう一度取り上げます。

すけさん

採用する側から見ていると、エージェントの担当者も「決まりそうな人」から順に時間を使っています。責めるつもりはなくて、単純に手が回っていないのだと思います。だから連絡が減ったと感じたら、待つよりこちらから状況を聞いたほうが早いです。

この5つのうち、構造から説明できるのが「連絡が途切れる」です。運営会社が開示している数字を見てみます。

決算期・四半期成約件数一人当たり成約決定数
2025年9月期 1Q524件5.9
2025年9月期 2Q558件6.5
2025年9月期 3Q498件5.9
2025年9月期 4Q416件5.1
2026年9月期 1Q480件5.8
2026年9月期 2Q476件6.0
2026年9月期 3Q415件5.3
人材紹介事業(一般領域)の数値。出典:株式会社キャリアデザインセンター 2026年9月期 第3四半期 決算説明会資料(2026年7月31日公表)

7四半期すべてで、一人当たりの成約決定数は5.1〜6.5の範囲に収まっています。幅は1.4件しかありません。特定の四半期の事情ではなく、1人が3か月で決められるのは5〜6件、1か月あたり2件弱という、この仕事の上限を示していると読めます。

同時に担当している登録者は、それよりずっと多いはずです。そうすると、選考が進んでいる人に時間が寄り、止まっている人の順番は後ろになります。

コンサルタント1人が3か月で成約する件数と担当者数の対比図

そして口コミの側を見ると、連絡が途切れたのは書類選考に落ちた直後や、面接結果が芳しくなかった直後だという投稿が5件あります。「面接結果が芳しくないからか、だんだんエージェントからの連絡が疎かになりました」(2026年7月)、書類選考で落ちた後に「ご自身でも応募されてるようなので、そちらで探した方がいいかと思います」と言われた(2026年3月)といった内容です。

会社が自ら開示している数値と、利用者の証言が同じ形を指しています。担当者の怠慢というより、時間の配分の結果として起きている、と読むのが自然です。だからこそ、選考に落ちた直後は、こちらから次の希望を伝え直すタイミングになります。

もうひとつ、社内の連携ミス(4件)についても、公式サイトの説明が手がかりになります。type転職エージェントハイキャリアのページに、こう書かれています。

転職エージェントで一般的な、企業担当とキャリアアドバイザーが役割分担している形式ではなく、type転職エージェントハイキャリアでは双方を一人のコンサルタントが担当します。そのため、企業から得た情報をスピーディーに転職サポートにつなげることができます。

出典:type転職エージェントハイキャリア/2026年9月2日確認

ここから分かるのは、ハイクラス領域では一人が企業担当とアドバイザーを兼ねていて、それ以外の領域では役割が分かれている、ということです。

大事なのは、公式自身が分業を「転職エージェントで一般的な」形式と書いている点です。多くのエージェントが採っている形で、type転職エージェントだけの話ではありません。ただ、分業では企業側の情報が求職者の担当者に届くまでに一段階を経由します。公式が一人担当制の利点を「企業から得た情報をスピーディーにつなげられる」と説明しているのは、裏を返せば、分業ではそこに時間がかかるということです。

実際、確認した11件の中には、希望と違うポジションで選考が進み面接に入ってから発覚した(2026年1月・連携ミスとして謝罪あり)、3か月の間に担当者が4回変わった(2025年4月)といった投稿が4件あります。

ここから引き出せる実用的な結論はシンプルです。面談で企業のことを深く聞いても、その場で答えが返ってこないことがあります。持ち帰ってもらう前提で聞いて、回答の期限だけ決めておく。これだけで、待っている間の不安がかなり減ります。

辞退をめぐる摩擦(3件)については、事実をはっきりお伝えします。選考の辞退は、求職者の権利です。

「書類選考が進んだら、辞退はできません」と言われたという投稿が、別の人・別の時期で2件あります(2025年10月、2025年4月)。1次面接を通過した後に辞退を希望したところ、最終まで受けてから考えればいいと言われたという投稿も1件あります(2025年2月)。

書類選考が進んだから辞退できない、ということはありません。伝え方としては、理由を細かく説明するより、「他社で決めることにしました」「現職に残ることにしました」と結論を早く伝えるほうが、企業にとってもエージェントにとっても助かります。まだ迷っている段階なら、迷っていると伝えて構いません。

最後に、判断の助けになる投稿を1件だけ紹介します。同じ人が2回利用して、1回目と2回目で印象が逆になったというものです(2026年7月投稿・星2)。

以前の転活では、タイプ転職エージェントさんでお世話になりました。最後まで伴走くださって印象が良かったのですが、やはりエージェントによって品質差は激しいですね。違和感を覚えた時点で、担当者を変えたいと申し出るのが良いかなと思います。

出典:みん評 type転職エージェント/2026年9月1日確認

1件のみの証言ですが、投稿者自身が対処法まで書いています。担当者の変更は、遠慮せずに申し出て構いません。エージェント側にとっても、合わないまま進むより早く言ってもらえたほうが助かります。

採用のウラ側メモ

面談で「今、私に紹介できる求人は何件ありますか」と聞いてみてください。即答が返ってこないときは、手元に案件がないか、優先順位が下がっているかのどちらかです。答えが返らないこと自体が、自分の立ち位置を教えてくれます。

「約5人に4人が年収UP」「定着率97.4%」は何を測った数字か

公式サイトが出している数字を、注記の原文ごと並べます。注記まで読むと、それぞれの数字が何を測ったものかがはっきりします。

公表されている数字注記の原文掲載場所
約5人に4人が年収UPを実現※年収UP希望者の年収UP率(2021年10月1日~2022年9月30日/自社調べ)公式トップページ
転職後の定着率97.4%※無期雇用就職者の離職者(6か月以内)の割合より算出(計測期間:2023年4月1日~2024年3月31日)公式トップページ
転職支援実績34万人以上2023年1月時点での累計サービス紹介ページ
ITエンジニアの約80%が年収アップ注記の表示なしtype転職エージェントIT
出典:type転職エージェント サービス紹介ページtype転職エージェントIT(2026年9月1日〜2日確認)。年収UP率と定着率は公式トップページの表示および注記より

読むときのポイントは3つです。

  • 年収UP率の分母は「年収UP希望者」。登録した人の8割の年収が上がる、という意味ではありません
  • 集計期間は2021年10月1日〜2022年9月30日で終わっています。直近の実績ではありません
  • 定着率97.4%が測っているのは入社後6か月まで。その先の定着については、この数字からは分かりません

そのうえで、これらの数字を「盛っている」とは考えていません。むしろ逆です。注記まで書いてある数字は、注記が無い数字よりも扱いやすいからです。分母と期間が分かれば、自分に当てはまるかどうかを自分で判断できます。注記のない「満足度◯%」のほうが、読みようがありません。

求人数についても、公式サイトの中に複数の表記があります。これも食い違いではなく、更新の時点が違うだけです。

表記数字時点
求人総数(公開+非公開)38,122件2026年9月1日更新
うち非公開求人数23,374件2026年9月1日更新
公開・非公開の求人35,000件以上2025年3月時点
求人数(非公開約60%)29,000件以上2023年11月現在
出典:type転職エージェント サービス紹介ページ。求人総数と非公開求人数は公式サイトの公開求人検索ページの表示(2026年9月1日更新・同日確認)

2026年9月1日の実数から計算すると、非公開の比率は約61%です。サービス紹介ページの「非公開約60%」とほぼ一致します。時点が違うだけで、いずれの数字も整合しています。

求人数の表記を見かけたら、まず「いつ時点の数字か」を確認する。これだけで、他のサービスを見るときにも混乱しなくなります。

採用のウラ側メモ

採用する側も「入社後◯か月定着率」を出しますが、何か月で測るかは会社ごとにバラバラです。6か月と3年では意味がまるで違います。定着率という言葉を見たら、数字より先に、測定期間が書いてあるかどうかを見てください。

上場企業の開示資料から見たtype転職エージェントの現在地

ここからは、運営会社が四半期ごとに開示している数字を、求職者の判断材料として読み替えます。株式としての評価や投資判断はこの記事の範囲外なので扱いません。

人材紹介事業は、標準的な年収レンジを扱う「一般領域」と、ハイクラスを扱う「ミドル領域」に分かれています。2026年9月期第3四半期累計の数字を並べると、2つの領域は逆の方向に動いています。

領域当期実績前期実績前期比
人材紹介(一般)1,940百万円2,112百万円91.9%
人材紹介(ミドル)375百万円278百万円134.5%
2026年9月期 第3四半期累計の売上高。出典:株式会社キャリアデザインセンター 2026年9月期 第3四半期 決算説明会資料(2026年7月31日公表)

一般領域は、売上も成約件数も前年を下回っています。成約件数の前年同期比は1Qが91.6%、2Qが85.3%、3Qが83.3%で、3四半期連続の前年割れかつ減少幅が広がっています。

一方でミドル領域は前期比134.5%。会社の説明は「高度なスキルや経験を持つ登録者の獲得に注力したことで、高単価のマッチングが増加」というものです。

この数字を見て「type転職エージェントが衰退している」と書くつもりはありません。転職市場全体の動きなのか、この会社に固有の事情なのかを判別する材料が手元にないためです。ここでは事実だけをお伝えします。

経常利益で見ると、2つの領域の差はもう少しはっきりします。一般領域が245百万円(前期280百万円)、ミドル領域が102百万円(前期29百万円)で、ミドル領域は3.5倍になっています。売上に対する経常利益の割合を計算すると、ミドル領域27.2%に対して一般領域12.6%(売上高と経常利益はいずれも開示値で、比率は計算した値です)。

もう一点。ミドル領域の一人当たり成約決定数は1.6〜2.6件で、一般領域の5〜6件の半分以下です。理由は公式が書いているとおりで、ハイクラス領域では一人のコンサルタントが企業担当とアドバイザーを兼ねているためです。1人が扱える件数は、当然少なくなります。

ここから求職者が読み取れるのは、年収レンジが高いほど、時間をかけた支援を受けやすい構造があるということです。裏を返せば、標準的なレンジの方は、担当者の動きを待つより自分から動いたほうが早く進みます。

これはtype転職エージェントに固有の話ではありません。エージェントの報酬は、決まった方の理論年収に連動します。どのエージェントも同じ構造を持っています。type転職エージェントの場合は、運営会社が上場していて四半期ごとに開示があるため、その構造が数字で見える。それがこの章でお伝えしたいことです。

採用のウラ側メモ

採用する側も、紹介手数料が理論年収の3割前後かかる求人は「その額を払ってでも採りたい人か」という目で見ます。年収レンジが上がるほど選考が厳しくなるのは、このためです。逆に言えば、その費用を上回る理由を面接で言葉にできる方が通ります。

ITエンジニアはtype転職エージェントを使うべきか

先に1つ整理しておきます。運営会社はIT派遣の事業も手がけていますが、IT派遣(派遣社員)と、type転職エージェント(正社員の人材紹介)は別のサービスです。ここから先は、運営会社の事業構成の話と、type転職エージェントというサービスの話を分けて進めます。

そのうえで、type転職エージェントの「ITに強い」という説明には、印象ではない裏付けがあります。運営会社の売上構成を見ると、はっきりします。

事業売上高構成比(計算値)
IT人材事業(IT派遣・有期+無期)6,905百万円48.5%
メディア(転職サイトtypeなど)4,318百万円30.3%
人材紹介(type転職エージェント)2,315百万円16.3%
新卒(メディア+紹介)702百万円4.9%
2026年9月期 第3四半期累計の売上高。構成比は開示された売上高から計算した値です。出典:株式会社キャリアデザインセンター 2026年9月期 第3四半期 決算説明会資料(2026年7月31日公表)

売上の48.5%はIT人材事業で、これが最大のセグメントです。type転職エージェントにあたる人材紹介事業は16.3%にとどまります。さらにIT派遣(無期雇用)は前期比215.8%で、決算資料の中で「ITエンジニアの採用は順調に推移しており、今後も業績拡大を見込む」と書かれている唯一の事業です。

つまりこの会社は、売上で見るとIT人材の会社です。IT企業との取引の接点が、事業として厚い。type転職エージェントに「ITに強い」というイメージがあるのは、この事業構造に裏打ちされています。

念のためもう一度お伝えしますが、これは「登録すると派遣を勧められる」という話ではありません。そのような情報はありません。会社としてIT領域に最も大きく投資している、という事実だけをお伝えしています。

求人の実数も見ておきます。

職種の大分類公開求人非公開求人
ITエンジニア・システムエンジニア5,191件13,584件
Webエンジニア・クリエイター(Web・インターネット・ゲーム)411件1,004件
type転職エージェント公式サイトの求人検索より(2026年9月2日検索)。職種の大分類は1件の求人が複数の分類に含まれる可能性があるため、全体に占める割合は掲載していません。対象職種の範囲はtype転職エージェント サービス紹介ページを参照

ITエンジニア・システムエンジニアの分類だけで、公開5,191件・非公開13,584件です。実数として十分な規模があります。

公式の数字としては、エンジニアの累計転職支援実績が7万人以上(2024年5月時点)、ITエンジニアの約80%が年収アップとされています。全体の累計転職支援実績34万人以上は2023年1月時点なので、時点が違います。この2つを割り算して「エンジニアが何割」と考えることはできません。

IT領域の入口は3つあります。専門窓口のtype転職エージェントIT、派遣の『type IT派遣』、そしてWebマガジンの『エンジニアtype』です。公式トップページにはIT専用のバナーも常設されています。

採用側から見たtype転職エージェント

ここからは、採用する側にいる立場から見た話です。

ひとつは、採用担当の間に「IT特化」というイメージがあることです。求職者側からは見えない情報だと思います。IT系のポジションでエージェントを選ぶときに、候補として挙がりやすいということです。

もうひとつが、IT特化の対面イベントです。運営会社は転職フェアを事業として開催していて、エンジニア向けの「typeエンジニア転職フェア」が定期的に開かれています。直近では2026年10月24日(土)の開催が案内されています(2026年9月2日確認)。日程は入れ替わるので、参加を検討される場合は公式ページで最新の開催予定をご覧ください。

公式ページ:typeエンジニア転職フェア

すけさん

私は採用する側として、対面のイベントがあるのは大きいと感じています。求人票やエージェント経由の説明では、社風までは伝わりません。実際に人と話してから応募した方は、志望動機の解像度が違います。会社を直接見に行ける機会があるなら、使ったほうが得だと思います。

公式サイトの「こんな人におススメ」には「入社後のギャップを減らしたい」という項目があります。対面で会社の人と話すのは、そのギャップを減らすいちばん確実な方法です。

なお、この転職フェアの主催は転職サイトtype側(メディア事業)です。type転職エージェントのサービスとして提供されているものではありません。同じ看板の下にサイトとエージェントの両方がある、という構造の分かりやすい例でもあります。

採用のウラ側メモ

面接では「このポジションは自社開発ですか、受託ですか。開発の何割を内製していますか」と聞いてみてください。その答えで、入社後に任される役割の広さがだいたい読めます。割合で答えられない場合は、社内でも整理されていないことが多いです。

登録からログイン(マイページ)まで|放置されないための使い方

登録してからの流れと、マイページの使い方をまとめます。この章でお伝えしたいのは機能の説明ではなく、マイページを自分から見に行くという行動のほうです。

登録から内定までの5ステップ

type転職エージェントの登録から内定までの5ステップを示した図
  • 登録(Webから。登録から利用まですべて無料)
  • 面談(日程を調整して、キャリアカウンセリング)
  • マイページで提案求人を確認
  • 応募・選考(書類作成、面接対策)
  • 内定(条件・入社日の調整)

マイページはWebとアプリの両方が用意されています。プレスリリースで案内されている範囲では、必要書類の作成と印刷予約、提案求人の確認と応募ができます(出典:株式会社キャリアデザインセンター プレスリリース)。

マイページは「担当者を待たずに見る場所」

今回確認した口コミの中に、こういう投稿がありました。

「第一志望」と伝えていた企業の面接結果を連絡頂けず、マイページを見たら「お見送り」になっててびっくりしました。

2026年7月投稿/出典:みん評 type転職エージェント

もう1件、応募にはならないと説明されていたのにマイページでは書類選考中になっていた、という投稿もあります(2025年4月投稿)。担当者からの連絡より先に、マイページに状況が出ていることがある。同じ趣旨の投稿が2件ありました。

ですので、連絡を待つのではなく週に一度ログインして、提案求人と選考状況の更新を見る。これだけで、気づかないうちに時間が過ぎてしまうことを防げます。

更新が止まっていたら、そのこと自体を添えて問い合わせます。「先週から提案求人の更新がないようなので、いま紹介できる求人があるか教えてください」という聞き方です。感情を挟まずに事実を添えると、話が早く進みます。

なお、ログインができないときの技術的な対処は、この記事では扱いません。公式のヘルプをご確認ください。

希望年収は、根拠とセットで伝える

先ほど触れたとおり、希望年収を伝えた場面での摩擦が2件ありました。言い方の問題は別として、伝え方の側でできることがあります。

希望年収は、金額だけを口にすると根拠のない要求に見えてしまいます。次の3つをセットにすると、会話の中身が変わります。

  • 現年収と、その内訳(基本給・賞与・固定残業代など)
  • 直近1〜2年で出した成果を、数字か具体的な事実で
  • 同じ職種・同じ経験年数の相場観(求人票の下限〜上限を見た範囲で構いません)

採用する側も、推薦文にこの3点が揃っている候補者は検討しやすいです。希望年収だけが書かれていると、判断のしようがないので後回しになります。

採用のウラ側メモ

「先方の選考状況を確認できますか」と聞いて何日も返答がない場合、そのポジション自体が動いていない可能性があります。募集が止まる、社内で候補者が決まる、といったことは実際に起きます。返事が無いこと自体が情報です。

type転職エージェントが向いている人・向いていない人

ここまでの内容を、登録するかどうかの判断に落とし込みます。まず、向いている人です。

  • 一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で働きたい
  • 営業・ITエンジニア・マーケティング・管理部門のいずれかの経験がある
  • 20代後半〜30代前半
  • 年収を上げることを転職の目的にしている

次に、別の選択肢を先に当たったほうが早く進む方です。

  • 首都圏以外での勤務を希望している
  • 職種未経験からの転向が主な目的
  • ハイクラス年収帯で、幅広い選択肢を比較したい

下に当てはまる場合も、type転職エージェントが良くないという話ではありません。目的に合った窓口を先に当たったほうが、単純に早い、というだけです。

「首都圏以外」については、もう少し具体的に見ておきます。勤務地で絞ったときの求人件数です。

勤務地公開求人非公開求人
東京都8,824件22,566件
大阪府1,196件2,503件
愛知県543件1,174件
福岡県341件719件
北海道133件405件
type転職エージェント公式サイトの求人検索より(2026年9月2日検索)。1件の求人が複数の勤務地に登録されているため、合計は求人総数と一致せず、全体に占める割合は掲載していません。対応エリアの説明はtype転職エージェント サービス紹介ページを参照

東京都は公開8,824件、大阪府は1,196件。大阪は東京の7分の1ほどです。愛知県は543件で東京の16分の1ほど、続いて福岡県341件、北海道133件となっています。

地方の求人がゼロというわけではありません。大阪で1,000件を超えていれば、選択肢としては十分に成立します。ただし面談拠点は港区赤坂の2オフィスのみで、地方に拠点はありません。地方にお住まいの方向けのサポート体制がどうなっているかは確認できていないので、ここは事実だけをお伝えして、判断はお任せします。

type転職エージェントが向いている人と向いていない人の対比図

最後に、採用する側から見た正直なところをお伝えします。

すけさん

私が採用する側で見てきた限り、type転職エージェント経由の候補者の質は、大手のエージェントと大きくは変わりません。特別ではないけれど、遜色もないというのが率直な印象です。だからこそ、どこを使うかより、担当者にどこまで伝えられているかのほうが効いてきます。

特別ではない、という言い方をしましたが、これは弱点ではありません。首都圏でIT・営業・管理系の経験があるなら、候補に入れる理由は十分にあります。あとは担当者との相性と、こちらからどれだけ動けるかです。

採用のウラ側メモ

「勤務地:東京(リモート相談可)」の求人で、実際の出社頻度が求人票に書かれないのは、部署ごとに運用が違うためです。会社として決めきれていないだけなので、面談でエージェントに確認してもらえば、たいてい答えが返ってきます。

type転職エージェントのよくある質問

type転職エージェントは登録を断られることがありますか

対応エリアと対象職種の範囲から外れていると、紹介できる求人が手元にない場合があります。一都三県以外での勤務を希望している場合や、扱っている職種とご自身の経験が重ならない場合です。「断られた」というより、その時点で紹介できる求人がない、という状態に近いです。求人は時期によって入れ替わるので、しばらく経ってから改めて相談する方法もあります。

利用に料金はかかりますか

求職者は無料です。転職エージェントの費用は、採用した企業側が成功報酬として支払う仕組みになっています。登録から面談、書類の添削、面接対策、条件の調整まで、求職者が費用を負担する場面はありません。

今すぐ転職する予定がなくても登録できますか

できます。むしろ面談では、転職を考えている時期を正直に伝えたほうが紹介の質が上がります。「半年後をめどに」と伝えれば、それに合った求人の出し方をしてもらえますし、急かされることも減ります。時期を曖昧にしたままだと、すぐ動ける方向けの求人が中心になりがちです。

まとめ|type転職エージェントに登録すべきか

ここまでの内容を、判断に必要な形で振り返ります。

この記事のまとめ
  • 首都圏でIT・営業なら候補に入る。対応エリアは一都三県が中心で、面談拠点は港区赤坂の2オフィスのみです。
  • 口コミ2.80はカテゴリの平均並み。同じみん評の転職エージェントカテゴリの平均が2.78で、差は0.02です。
  • 年収UPの分母は「希望者」。「約5人に4人が年収UP」は年収UP希望者の年収UP率で、集計期間は2021年10月〜2022年9月です。
  • 連絡が途切れるのは配分の結果。コンサルタント1人の四半期あたりの成約決定数は7四半期すべて5.1〜6.5件で、選考が進んでいる人に時間が寄ります。
  • 「ITに強い」は事業構成で裏付く。運営会社の売上の48.5%はIT人材事業で、最大のセグメントです(構成比は計算値)。
  • マイページは自分から見に行く。担当者の連絡より先に選考結果が表示されていたという投稿が、確認した中に2件ありました。
  • 選考の辞退は求職者の権利。書類選考が進んだから辞退できない、ということはありません。

type転職エージェントは、誰にでも合うサービスではありません。対応エリアが一都三県で、拠点も赤坂の2か所だけ。この時点で、対象になる方とならない方が分かれます。

ただ、対象に入るのであれば、登録を見送る理由は特に見当たりません。費用はかかりませんし、公式が出している数字には注記が添えられていて、運営会社は四半期ごとに事業の数字を開示しています。判断に必要な材料が外から確認できる、という点では珍しいサービスです。

すけさん

そして、この記事で見てきたとおり、結果を左右するのは担当者との関わり方です。連絡を待たずにマイページを見る、希望年収は根拠とセットで伝える、合わないと感じたら担当者の変更を申し出る。この3つを最初に決めておくだけで、同じサービスでも進み方が変わります。

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