「エージェント経由で応募したけど、企業の中ではいまどうなっているんだろう」
「同じ会社に、2つのエージェントから応募していたかも…」
転職エージェントを使うと、応募から結果の連絡まで、企業とのやり取りはエージェントが間に入ります。手間が減る反面、企業の中で何が起きているかは見えにくくなります。
この記事は、転職エージェントの使い方を、応募を受ける企業側から見てまとめたものです。推薦文・重複応募・再応募など、エージェント経由の応募が人事の手元でどう扱われるかを書きました。
- 応募から入社まで、企業側で起きていること
- 推薦文の読まれ方と、提出前に確かめたいこと
- 重複応募・再応募の扱われ方
- エージェントに話したことが、企業にどこまで伝わるか
書いているのは、元SEで、人事歴は6年以上。複数のエージェントから推薦を受け、書類選考は年間1,000件超、面接は年間約200件規模で担当してきました。
ここに書くのは、私が人事として見てきた範囲の話です。会社やエージェントによって、運用が違うところもあります。
すけさん応募したあと、結果を待つだけの時間って落ち着かないものです。企業の中で何が起きているかが分かると、エージェントへの頼み方も変わってきます。
転職エージェント経由で応募すると、企業側ではこう進んでいる【流れ表つき】


エージェントを使った転職では、あなたが結果を待っている間にも、企業の中で手続きが進んでいます。下の表は、あなたの動きと企業側の動きを並べたものです。
応募から入社まで、あなたの動きと企業側の動き
| 段階 | あなたがすること | 企業側で起きていること |
|---|---|---|
| ①登録・面談 | エージェントに登録し、経歴と希望を話す | 企業はまだあなたを知らない。エージェントに求人票を渡して、候補者を探してもらっている |
| ②求人紹介 | 紹介された求人から、応募先を選ぶ | まだ動きはない |
| ③応募・推薦 | 応募を決める | 推薦文と書類が届き、過去の応募と照合する。エージェントの社内選考で止まった場合は、企業に届かない(推薦文・重複・再応募) |
| ④書類選考 | 結果を待つ | 書類を読んで判断し、結果と理由をエージェント経由で返す(推薦されたのに落ちる) |
| ⑤面接 | 面接を受ける | 日程の調整と評価の伝達はエージェントを通す。面接を通過した人については、エージェントと電話で話すのが基本(伝わる情報・面接での情報の使い方) |
| ⑥内定・条件の調整 | 年収や入社日を確かめる | 年収・入社日を調整する。本人が伝えてよいとした場合は、志望度や他社の状況も判断材料になる(伝わる情報) |
| ⑦入社後 | 働き始める | フォロー面談をする。早く辞めた場合に紹介料を返す制度を、多くのエージェントが設けている(紹介料) |
⑥の年収や入社日は、エージェントを通して相談できます。企業側もここは誠実に対応したい、というのが私の実感です。
⑦のフォロー面談は、働き始めてからの様子を聞くための面談です。私も、中途で入社した方とのフォロー面談をしています。
企業がエージェントに払う紹介料は、年収の何%?
手数料の決め方や返金の制度は、各事業者が厚生労働省の人材サービス総合サイトで公開しています。2018年1月に施行された改正職業安定法で、公開が義務になりました。
料率(年収の何%か)は、2021年の厚生労働省の調査が参考になります。職種別の平均は23.2〜32.8%で、多くの職種で最も多い料率は30%でした。
技術職を含む区分(研究職・技術職・専門職)では、平均31.3%。30%台に決めている事業者が7割を占めます(回答118事業者)。
入社してすぐに辞めた場合に、紹介料の一部か全部を返す制度もあります。同じ調査では、有料の職業紹介事業者の約3分の2(67.2%)がこの制度を設けていました。
返金などの補償をする期間は、3か月(42.7%)と4〜6か月(44.5%)で、合わせて9割近くです。
出典:厚生労働省「採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査 結果の概要(職業紹介事業者に対する調査)」(調査:2021年6〜7月、速報値)p.9〜10。料率は職種ごとに回答数が違います。返金制度の有無は有料職業紹介事業の許可を受けた545事業者、期間は補償制度がある393事業者の回答
私が人事として結んできた契約では、大手のエージェントは年収の35%前後が多い印象です。中小のエージェントに、良い人を優先して紹介してほしいときは、40%にすることもあります。
調査の数字より高めですが、どちらかが間違っているわけではありません。調査は職業紹介事業者全体に聞いた職種別の平均(2021年)で、私の数字はIT企業の経験者採用で結んできた契約です。対象と時点が違うので、そのまま比べることはできません。
料率によって、エージェントが企業に紹介する優先度が変わることもあるかもしれません。ここはエージェント側の事情なので、私の推測です。
紹介料がかかる分、エージェント経由は選考で不利になる?
私は、応募の経路で書類選考のハードルを変えたことはありません。採用する側は、どんな人を採るかの基準を決めてから募集を出します。基準に合う人を、紹介料がかかるからといって落とす理由はありません。



基準に合う人が内定を承諾してくれたら、中途採用の案件が1つ片づくんです。紹介料はかかっても、人事にとってはありがたい話なんですよ。
ただ、経路の差が出やすい場面もあります。私が見てきたのは、次の2つです。
- 直接応募や求人サイトだけで、応募が足りている求人(人気の職種や、本社勤務の求人など)
- 目先の採用コストに敏感な企業(エージェントを使い始めたばかりの企業など)
どんな求人で差が出やすいのか、その理由までは、直接応募と比べた記事で書きました。


求人票の歓迎条件には、必須にはしないけど本当は欲しい経験が出やすいんです。配属先も、求人票の時点では決まっていないことがあります。面談で「歓迎条件で特に重視されているのは?」「配属先は決まっていますか」と聞くと、求人票の外の話が聞けることがあります。
推薦文は人事にどう読まれているか【提出前に確認を頼める】


エージェント経由で応募すると、書類と一緒に推薦文が企業に届きます。担当者が、あなたの経歴や強みを企業向けにまとめた文章です。



推薦文は選考に効くという話も、あまり当てにされないという話もあります。読む側の私の答えは「書いたエージェントによる」です。
人事は推薦文のどこを見ている?
書類を開くと推薦文が先に目に入るので、私は推薦文から読みます。書類選考を通過できそうな人なら、推薦文にもしっかり目を通します。
ただ、判断の基本は職務経歴書のほうです。書かれている実務を、実際にどのくらいできるのか。そこを見て決めています。
私の場合、書類は最初の30秒ほどでふるい分けて、合いそうなら2分ほどかけて読み込みます。推薦文は、その入口で読む文章です。



「ぜひお会いいただきたい」でも「ご検討ください」でも、読み方は変えていません。言い回しの熱さより、職務経歴書に書かれた実務のほうを見ています。
推薦文をどこまで信用するかは、どのエージェントが書いたかで変わります。付き合いの長さや、これまでに推薦してもらった人の実績で決まってくるんです。
同じような推薦文でも、書いたエージェントによって受け取られ方が違う。効くという話と当てにされないという話が両方あるのは、このためだと思います。
マイナビ転職エージェントの公式サイトにも、推薦状より履歴書や職務経歴書を重視する企業がある、と書かれています。推薦状だけで通過が決まるわけではない、という説明です。
出典:マイナビ転職エージェント「推薦状とは」(2026年6月9日更新、2026年10月4日確認)
テンプレっぽい推薦文は、読む側からどう見える?
誰にでも当てはまりそうな、テンプレートのような推薦文が届くこともあります。ただ、原因が本人の情報不足か、担当者の手が回っていないかは、読む側には区別がつきません。
見えるのは、エージェントがまだ本人をつかめていない、ということだけです。
担当者による差は、私も感じています。推薦文や書類の仕上がり、面接対策の深さは、担当者で変わります。
推薦文がテンプレっぽいと感じたら、自分の経歴や強みを、担当者にもう一度細かく伝えてみる。それだけで中身が変わることもあります。
推薦文(推薦状)は提出前に見せてもらえる?確かめたい2つのこと
推薦文は、企業に出す前に見せてもらうよう頼めることがあります。前の項目で触れたマイナビ転職エージェントも、提出前の確認を勧めている1社です。違うところがあれば、直してもらうよう頼むこともできます。
出典:マイナビ転職エージェント「推薦状とは」(前掲)
扱いはエージェントや担当者で違うかもしれません。応募を決めたら「推薦文を、出す前に見せてもらえますか」と一言頼んでみてはどうでしょう。
見せてもらったら、確かめたいのは次の2つです。
- 事実と違うところがないか(経験年数、担当した工程、役割など)
- 面接で聞かれたときに、自分の言葉で話せない強みが書かれていないか
2つ目は、面接につながる話です。同じページにも、面接では推薦状の中身をもとに質問されることが多い、と書かれています。



推薦文を見せてほしいと頼むのは、失礼でも何でもないと思います。自分のことが書かれた文章ですし、一度読んでおけば面接でも落ち着いて話せます。
推薦文に書かれた強みは、私は面接で質問の材料にしています。深く聞かれても答えられるかを見たいからです。見せてもらった推薦文の強みを1つずつ、自分の言葉で話せるか確かめておくと、面接で詰まりにくくなります。
重複応募・再応募は、企業側でこう扱われる


複数のエージェントを使っていると、同じ会社の求人を、別々のエージェントから紹介されることがあります。一度落ちた会社に、別の経路でもう一度応募したくなることもあるかもしれません。
複数のエージェントを使うとバレる?何社使っているかは企業から見えない
エージェントを何社使っているかは、企業からは分かりません。知る方法があるとすれば、エージェントに聞くくらいです。
企業から見えるのは、同じ求人に、2つの経路から同じ人が届いたときだけ。そのときの扱いは、次の項目のとおりです。
同じ企業に重複応募したら、どちらの推薦で進む?
同じ人の推薦が2社から届いても、私は先に届いたほうで扱います。重複を理由に応募を無効にすることは、ほぼありません。
エージェントと直接応募が重なったときは、基本はエージェント経由で扱います。直接応募のほうがかなり早く届いていれば、そちらで進めます。
| 見るところ | 重複したときの扱い |
|---|---|
| 選考の扱い | 先に推薦が届いた経路で進める。無効にすることは、ほぼない |
| 企業側の手続き | 採用管理システムで照合するので、選考そのものへの影響は小さい |
| あなたの印象 | 変わらない |
| エージェントとの関係 | 後から推薦したエージェントには、手間だけが残る(推測) |
採用管理システムは、応募者の情報や選考の状況をまとめて管理する仕組みです。同じ人が届けば照合できるので、重複にはすぐ気づきます。
本人が気をつけたいのは、エージェントとの関係のほうです。後から推薦したエージェントは、紹介が成り立たないまま手間だけをかけたことになります。
重複応募してしまったときにやること



応募したあとで、同じ求人を別のエージェントからも紹介されていたと気づくと、ひやっとしますよね。企業側での扱いを知っておけば、落ち着いて動けます。
企業側では、先に届いたほうで扱い、後から届いたエージェントと調整します。無効になることはほぼなく、印象も変わりません。
私なら、気づいた時点で両方のエージェントに伝えて、どちらで進めるかを決めます。企業は先に届いたほうで扱うので、たいていは先に推薦したエージェントで進むはずです。
防ぐには、応募先・経路・応募日の一覧を作っておくのがおすすめです。たとえば、こんな形です。
| 応募先 | 進める経路 | 応募日 | 状況 |
|---|---|---|---|
| A社 | エージェントX | 9月26日 | 書類選考中 |
| B社 | エージェントY | 9月29日 | 1次面接の日程調整中 |
| C社 | 直接応募 | 10月1日 | 応募済み |
そのうえで、応募先ごとに「この会社はこのエージェントで進める」と決めて、それぞれの担当者に伝えておく。そうすれば、同じ求人に別の経路から応募してしまう心配が減ります。伝え方は、複数のエージェントへの伝え方で紹介しています。
一度落ちた企業に、別のエージェントから再応募するとバレる?
企業の選考まで進んでいたなら、経路を変えても分かると考えておくのが無難です。別のエージェントからでも、直接応募でも同じです。
応募者の情報は、採用管理システムで管理しています。同じ人が応募してくるとシステムが照合するので、すぐに分かるんです。以前は、ExcelやGoogleスプレッドシートで管理していました。
一方、エージェントの社内選考で止まった場合は、企業に届いていないので記録も残りません。
再応募までの期間は、私が担当してきた会社では1年が目安でした。会社によって考え方は違うので、気になるときはエージェントに聞いてみるのが早いです。
もう1つ、同じ人から何度も応募が届くと、前回との志望動機の違いが見えやすくなります。再応募するなら、前回から何が変わったかを話せるようにしておきたいところです。身につけた経験や、考え方の変化などです。
2社から同じ方の推薦が届いたとき、人事に増えるのは、後から届いたエージェントへの連絡や調整です。候補者の印象は変わりません。進める経路を決めて担当者に伝えておけば、その手間自体が生まれません。
転職エージェントに話したことは、企業にどこまで伝わる?


エージェントとの面談では、年収や今の職場の状況など、かなり踏み込んだ話をします。「これ、企業にも伝わるのかな」と気になりますよね。
私がエージェントから受け取ってきた情報には、いつも届くものと、本人が決められるものがありました。
企業に届いている情報
私がエージェントから受け取ってきた情報を、表にまとめました。
| 情報 | 企業に届くか |
|---|---|
| 希望年収 | 届く |
| 現在の年収 | 届く |
| 入社できる時期 | 届く |
| 退職交渉の状況 | 届く |
| 辞退の理由 | 届く |
| 家庭の事情 | 届く |
| 志望度(第一志望かどうか) | 本人が伝えてほしいと言った場合 |
| 他社の選考状況 | 本人が伝えてほしいと言った場合 |
| 他社の社名 | 本人が伝えてほしいと言った場合 |
上の6つは、私の場合いつも届いていた情報です。下の3つは、本人が希望したときだけ届きました。
企業に知られたくないことがあれば、話すときに「これは企業には伝えないでほしい」と添えておくと安心です。



正直に言うと、エージェントから届いて困る情報はありません。入社してから「思っていたのと違った」とならないように、企業側からも求職者側からも、情報は出てくるほうが助かるんです。
逆に、エージェントを通して応募前に確かめられることもあります。私が見てきた範囲では、エージェント経由の方は、商流(どの会社を経由して仕事を受けるか)の思い違いが少ない印象です。気になる点を、応募前にエージェントに聞いているからだと思います。
志望度や他社の状況は、本人が伝えてよいと言ったときに届く
志望度(第一志望かどうか)、他社の選考状況、他社の社名。この3つは、本人が伝えてほしいと言った場合に届く情報でした。
「第一志望です」「他社で内定が出ています」という情報は、年収や入社日を決めるときに影響します。私も、条件を調整するときの判断材料にしてきました。
伝えるかどうかは、本人が決められるということ。担当者に任せきりにせず、伝えてよいものを自分で決めて渡すと、条件の話も進めやすくなります。
担当者を変えたことは、企業に伝わる?
エージェントによっては、企業とやり取りする担当者と、求職者とやり取りする担当者が分かれています。この場合、求職者側の担当が変わっても、企業には分かりません。
私の経験では、担当が変わったことで印象が変わった候補者はいません。担当を変えたいと思ったら、企業からの見え方は気にしなくて大丈夫です。
他社の内定と年収を比べていると分かれば、社内の給与の決まり(給与テーブル)と能力を見て、年収を上げる可能性はあります。ただ、他社の状況は本人が希望しないと届きません。第一志望なら「伝えてもらって大丈夫です」と一言添えておくのがおすすめです。
面接でエージェントの情報を使う人は、人事からこう見える


エージェント経由で応募すると、面接の前に、担当者から企業の情報や面接の傾向を聞けることがあります。その情報を面接で使ったら、人事からはどう見えるのか。
まず、面接で聞く内容は、応募の経路で変えていません。エージェント経由でも直接応募でも、私が聞くことは同じです。
そのうえで、私が面接してきた範囲では、エージェント経由の方は受け答えがしっかりしています。エージェントが過去のデータから、質問の内容や面接官の傾向をつかんで、対策しているからだと思います。



2次、最終と進むごとに、受け答えが良くなっていく方がいるんです。前の面接のフィードバックを受けて、気になった点を直してくるのが伝わってきます。
「エージェントから聞いた話を、面接で出してもいいのかな」と心配になる人もいるかもしれません。
私は、エージェントから聞いた内部の話をそのまま面接で口にされて、引っかかったことはありません。聞いた話は、面接で確かめる材料にして大丈夫です。
使うなら、聞いた話をそのまま繰り返すより、質問の形にするほうが確かめやすくなります。聞き方の例を、下のメモに書きました。
たとえば「エージェントの方から〇〇と伺ったのですが、配属予定の部署では実際どうですか」。聞いた話と、自分の関心をつなげた聞き方です。面接官の答えがエージェントの話とどう違うかも、入社後を考える材料になります。
推薦されたのに落ちるのはなぜか


エージェントが推薦してくれたのに、書類選考や面接で見送りになる。エージェントを使っていれば、誰にでも起こりうることです。



推薦されたのに落ちると、エージェントにも企業にも否定されたような気持ちになりますよね。でも企業の中では、推薦と合否は別のものとして扱われています。
推薦は「会ってみてください」まで。合否は企業が決める
推薦は、エージェントが企業に「この人に会ってみてほしい」と紹介すること。合否を決めるのは企業です。
推薦文の章で書いたとおり、私が判断の基本にしているのは、職務経歴書に書かれた実務です。そのうえで、面接での話を聞いて決めています。
同じ求人に応募しているほかの候補者と比べて、決めることもあります。推薦だけで通過が決まらないのは、マイナビ転職エージェントの説明とも同じです。
書類選考で落ちる理由そのものは、中途の書類選考で落ちる理由をまとめた記事で詳しく書いています。
お任せで作った書類と、面接での本人の言葉がずれる
推薦されたのに面接で見送りになる。その理由として私が感じることがあるのが、書類と本人の言葉のずれです。
推薦文や職務経歴書に書かれた強みは、面接で質問の材料にします。書類をエージェントに任せて作っていると、その強みを聞いたときに、本人の言葉で話せないことがあるんです。
すると、書類に書かれた人物像と、目の前の本人との間にずれが見えます。書類の出来が悪いのではなく、書類と本人がつながっていない、という見え方です。



次の面接に向けては、書類に書かれた強みを、自分の経験として話せるか。そこを確かめておけば十分です。一度の見送りで、自分の経験まで否定しなくて大丈夫ですよ。
見送りの理由は、どこまで本人に返ってくる?
書類選考や面接の結果は、理由と一緒に、企業からエージェントを通してあなたに届きます。
私の場合、見送りの理由は、いくつか用意したテンプレートから選んで返すことが多いです。そのため、本人に届く理由は短く、決まった形の文面になりがちです。
届いた理由が決まり文句のような文面でも、それがあなたへの評価のすべてではありません。書類で見送りなら職務経歴書の実務の書き方、面接で見送りなら書類の強みを自分の言葉で話せたか。落ちた段階から、振り返る場所を決めると次に直すところが見えてきます。
よくある質問(Q&A)
- 転職エージェントは何社使えばいいですか?
-
1社より複数がおすすめで、私なら2〜3社にします。組み合わせの目安は、IT業界に強いエージェント(特化型)2社と、幅広い業界を扱うエージェント(総合型)1社です。4社以上になると、やり取りの管理が大変になります。
2社以上使うと、自分にどちらが合うかも分かります。転職に慣れていて、合うエージェントが分かっている人は、1社でもかまいません。選び方は、IT転職エージェントのおすすめで紹介しています。
- 担当者を変えたいときは、どうすればいいですか?
-
担当者の変更は、エージェントに頼めます。たとえばマイナビ転職エージェントは、電話やメールで依頼できると公式サイトで案内しています。2026年2月10日更新のページで、10月4日に確認しました。
企業とやり取りする担当者が別にいるエージェントなら、求職者側の担当が変わっても、応募先の企業には分かりません。角が立たない頼み方は、担当変更の頼み方と例文にまとめています。
- エージェントとの面談の前に、準備しておくことはありますか?
-
これまでの経歴と、希望する条件の優先順位を整理しておくと、面談で話しやすくなります。歓迎条件や配属先について聞いておきたいことの例は、流れ表の章のメモに書きました。
準備の進め方は、エージェントとの面談前の準備で詳しく書いています。
- エージェント経由は、直接応募と比べて有利ですか?
-
私の場合、書類選考の基準はどちらでも同じです。応募の経路で、ハードルを変えたことはありません。
ただ、応募が足りている求人など、経路の差が出やすい場面はあります。その理由は、直接応募とエージェントを比べた記事で詳しく書いています。
まとめ


最後に、企業側で起きていることと、それを踏まえたエージェントの使い方を並べておきます。
| 企業側で起きていること | エージェントの使い方 |
|---|---|
| 推薦文は先に読むが、判断の基本は職務経歴書の実務(推薦文) | 推薦文を提出前に見せてもらい、強みを自分の言葉で話せるか確かめる |
| 同じ求人に2社から届いたら、先に届いたほうで扱う。印象は変わらない(重複応募) | 応募先・経路・応募日の一覧を作り、応募先ごとに進めるエージェントを決める |
| 企業の選考まで進んだ応募は、経路を変えても照合される(再応募) | 再応募は1年を目安に、前回から変わったことを話せるようにしておく |
| 志望度や他社の状況は、本人が伝えてよいと言ったときだけ届く(伝わる情報) | 第一志望なら「伝えてもらって大丈夫です」と添える |
| 面接で聞く内容は経路で変わらない。聞いた話を出されても引っかからない(面接) | エージェントから聞いた話は、質問の形にして面接で確かめる |
| 推薦は「会ってみてほしい」まで。合否は企業が決める(推薦されたのに落ちる) | 見送りの理由が短くても、落ちた段階から振り返る場所を決める |



今日できる一歩として、応募先・経路・応募日の一覧を作ってみるのはどうでしょう。スマホのメモでも十分です。どこにどのエージェントで応募したかが見えるだけで、重複の心配はぐっと減ります。
これからエージェントを選ぶ人や、もう1社比べてみたい人は、下の2社を候補に加えるのも一つの手です。比べる相手がいると、自分に合う担当者が見つけやすくなります。
その求人が“おかしい”かどうかは
まともな求人を10件見た後にしか分かりません
人事の立場から言うと、応募先を1〜2社しか見ていない人は、そもそも異常に気づけません。相場を知らないからです。
(2026年9月29日時点)業界・職種を問わない
✓ 非公開求人が多く、条件の相場が分かる
✓ 登録のみで求人紹介を受けられる
20代後半〜30代が中心
✓ 土曜1日で選考が終わる1Day選考会あり
✓ ITコンサル・メガベンチャーの求人が豊富
※この記事は、2026年10月4日時点で確認した情報をもとに書いています。エージェントや企業によって、運用が違うこともあります。

