「エンベデッドシステムスペシャリスト試験って、廃止されるの?」
名前がなくなるのか、すでに取った資格はどうなるのか。2026年3月に試験の見直し案が出てから、気になって調べている方もいると思います。
今の名前の試験は、2026年度で終わる予定です。ただ、組み込みの分野ごと消えるわけではなく、2027年度から始まる新しい試験に組み直される予定です。
この記事では、IPA(情報処理推進機構)と経済産業省の発表をもとに、決まっていることと検討中のことを分けて整理します。そのうえで、書類選考や面接をしている人事として、この資格をどう見ているかもお話しします。
すけさん「廃止」という見出しを見ると、せっかく取った資格まで消えてしまうように感じますよね。ここでは制度の事実と、人事が書類で実際にどう見ているかを、分けてお伝えしますね。
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験は本当に廃止されるのか
- 2027年度からの新しい試験で、組み込みの分野がどう扱われるのか
- すでに合格している人の資格は、これからも有効なのか
- 書類選考や面接で、人事がこの資格をどう見ているか
- 今から受けるか、新しい試験を待つかの考え方
その会社が良いかどうかは
他の選択肢を見ないと判断できません
人事の立場から言うと、比較対象を持たないまま決めている人が一番損をしています。
50歳未満/未経験は対象外
✓ リモート可否・フレックスなど細かい条件で検索できる
✓ 転職を決めていなくても登録できる
20代後半〜30代が中心
✓ 土曜1日で選考が終わる1Day選考会あり
✓ ITコンサル・メガベンチャーの求人が豊富
この記事の結論(先に知りたい方へ)


今の名前で受けられるのは、2027年2〜3月に行われる2026年度後期の試験が最後になる予定です。
| 気になること | 答え |
|---|---|
| 試験は廃止される? | 今の名前の試験は2026年度で終わる予定。2027年度からプロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)に再編されます |
| 組み込みの内容は残る? | 新しいシステムの試験の出題範囲に、組込み・制御やIoTが入っています |
| 最後の試験はいつ? | 2027年2月20日〜3月28日(パソコンで受けるCBT方式) |
| 合格はどうなる? | 有効期限はなく、無効にもなりません |
| 新しい試験で科目免除は? | 一定の期間、一部の科目を免除することが検討されています |



書類を見る側からすると、高度試験の合格は、試験の名前が変わっても見方を変える理由にはなりません。区分を問わず、高度試験に受かった人はまんべんなくすごいと感じています。
試験制度全体の流れは、応用情報技術者試験の記事で整理しています。


資格欄は、取ったときの名称のまま「エンベデッドシステムスペシャリスト試験 合格」と書くのがいいと思います。新しい試験の名前に書き換えると、かえって「あれ?」と引っかかります。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験は「廃止」されるのか?【結論:名称廃止・内容はシステム領域へ統合】
「廃止される」という言い方は、正確ではありません。今の名前の試験は2026年度で終わる予定ですが、組み込みの分野は新しい試験の出題範囲に入っています。
2027年度から「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」に再編される


2026年3月31日、経済産業省とIPAが見直し案を公表しました。応用情報技術者試験と高度試験の8区分をまとめて、3つの試験に組み直す内容です。
新しい3つの試験の総称が、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)。それぞれの出題範囲を並べると、次のようになります。
| 新しい試験(仮称) | 科目Bの主な出題分野 | 出題範囲が近い今の区分 |
|---|---|---|
| マネジメント | 組織・ビジネスの変革、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメント、ガバナンス・監査 | ITストラテジスト、ITサービスマネージャ、プロジェクトマネージャ、システム監査技術者 |
| データ・AI | データマネジメント、データ・AIの活用、データエンジニアリング | データベーススペシャリスト |
| システム | システムアーキテクチャ、ネットワーク、フィジカルコンピューティング(組込み・制御など)、システムの開発・運用 | システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト |
組み込みの分野が入っているのは、3つのうちシステムの試験です。
組み込み分野は「システム領域」に統合される
「統合されたら、組み込みの知識はもう問われないの?」
IPAの改定案では、システムの試験にフィジカルコンピューティングという分野が置かれています。センサーなどで現実のモノとつながるコンピュータの分野です。
ここにIoT、組込み・制御、リアルタイム処理が入ります。科目Bでも、組込みシステムや制御システムの設計が出題範囲です。ソフトウェアとハードウェアの両方が入っています(参照:IPA「出題範囲等の改定案(Ver.1.0)」)。



統合と聞くと、組み込みの勉強が無駄になる気がしますよね。でも新しい出題範囲を読むと、組込み・制御やリアルタイム処理という言葉がちゃんと残っているんです。積み上げた知識は、そのまま使えそうです。
ただ、組み込みだけを問う試験ではなくなります。同じ試験でネットワークやシステム設計も出るので、組み込みの問題の深さや量は変わるかもしれません。
同じシステムの試験に出題範囲が入るネットワークスペシャリストについては、こちらの記事で解説しています。


「確定情報」と「検討段階」を混同しないための整理
気をつけたいのは、今の段階ですべてが決まっているわけではないことです。2026年10月7日時点で公式の資料から分かることを、2つに分けておきます。
決まっていること
- 2026年度から、応用情報技術者試験と高度試験はパソコンで受けるCBT方式に変わった
- 2026年度の試験区分は今のまま。エンベデッドシステムスペシャリスト試験は後期(2027年2〜3月)に受けられる
- 2026年度後期の出題形式は今までどおり。科目B-1は記述式、科目B-2は論文を書く論述式
検討中・予定のこと
- 2027年度からの3試験への再編。IPAは、今の試験制度を2026年度で終え、2027年度から新しい制度に移る予定としています
- 新しい試験が始まる時期。2027年度の夏ごろから秋ごろの見込みで、準備の状況によっては遅れる可能性もあるとされています
- 新しい試験のシラバス案(出題範囲をくわしくまとめた資料)とサンプル問題。シラバス案は6月30日に掲載・9月30日に更新、サンプル問題は6月22日に掲載・8月31日に更新です。シラバス案は今後変わる可能性があるとIPAは説明しています
- 記述式・論述式の扱い。2027年度の新しい試験では、記述式・論述式をCBT方式に合う形式に見直します。論文を書く試験のあり方は、2028年度以降に向けて引き続き検討とされています(経済産業省)
(参照:IPA「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」(2026年7月6日更新)、IPA「新試験制度のシラバスについて」、IPA「新試験制度のサンプル問題について」、経済産業省「情報処理技術者試験における試験区分体系などの見直し(案)について」、IPA「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」)
大きな方向はほぼ固まっていますが、細かいところは今後変わるかもしれません。「完全に決定」と書かれた情報を見かけたら、IPAのページで日付と言い回しを確かめると安心です。
面接で、試験の廃止や再編について聞かれたことはありません。ただ、「これから取ろうと思っています」と言われたら、再編の話を知っているかを聞いたり、こちらから伝えたりはします。
なぜ組み込み専門の試験区分がなくなるのか?【再編の背景】
「わざわざ組み込み専門の区分をなくさなくても…」。そう思う方もいるかもしれません。経済産業省の説明をもとに、見直しの理由を見ていきます。


AI・データ利活用を「土台」に据える国の方針転換
経済産業省の説明では、今の試験は、仕事を分業する前提で、それぞれの専門家を目指す作りでした。
これを、幅広いスキルを土台にして、AIも使いながら新しい価値をつくる人を目指す作りに変えるとしています。背景にあるのは、AIなどの技術が速く進み、必要なスキルが入れ替わりやすくなったことです。
(参照:経済産業省 プレスリリース(2026年3月31日))
「特定分野の専門性追求」から「幅広いフルスタック」へ
新しい制度では、3つの試験のどれか1つに受かると、応用情報技術者試験の合格と同じ位置づけになります。
さらに3つすべてに受かった人には、「AI時代におけるフルスタックスキル」のデジタル証明を出すことも検討されています。フルスタックは、幅広い分野をひととおりこなせる、という意味です。
経済産業省は、1つ受かったあとに3つすべてを受けることを勧めています。専門を深めるだけでなく、幅広さも求める方向です。組み込みのように一つの分野に絞った区分が単独で残らなかったのも、この流れに沿った形だと私は受け止めています。



経済産業省の説明を読むと、組み込みの知識が要らなくなった、という話ではないんですよね。専門はそのままに、幅広さも一緒に求めるようになった。そう受け止めて大丈夫だと思います。
受験者数が少ないES試験ならではの事情
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の応募者は、令和5年度の2,547人から、令和7年度は1,696人。2年で約3分の2になりました。
| 実施回 | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数(合格率) |
|---|---|---|---|
| 令和5年度秋期 | 2,547人 | 1,841人 | 305人(16.6%) |
| 令和6年度秋期 | 1,949人 | 1,365人 | 231人(16.9%) |
| 令和7年度秋期 | 1,696人 | 1,156人 | 177人(15.3%) |
ただ、経済産業省の発表が見直しの理由に挙げているのは、上で見たAIと幅広いスキルの話です。受験者数が理由だとは書かれていません。
幅広さが求められる流れでも、組み込みの経験は強みとして残ります。組み込みの人が業務系やWeb系の求人に応募してきたとき、私はこう見ていました。C言語の経験があるぶん、ほかの言語にも早くなじめそうだと。
すでにエンベデッドシステムスペシャリストに合格している人はどうなる?


「せっかく苦労して取ったのに、無駄になるの?」
そんな不安があるかもしれません。すでに取った合格がなくなることはありません。
合格実績は引き続き有効
エンベデッドシステムスペシャリスト試験に受かった事実は、新しい制度になっても変わりません。IPAのよくある質問でも、合格に有効期限はなく、無効になることもないとされています。
履歴書にも「エンベデッドシステムスペシャリスト試験 合格」と、これまでどおり書けます。ただし、新しい試験の合格に自動で置き換わるわけではありません。
IPAは、個人のスキルや経歴の情報をためて見えるようにする仕組み(プラットフォーム)を検討中です。2026年度の試験や、過去の合格情報も登録して使えるようになるとしています。
(参照:IPA「試験に関するよくある質問」(2026年9月2日更新)、IPA「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」。2026年10月7日確認)



苦労して取った資格ほど、名前が変わると落ち着かないですよね。合格の記録が消えることはないので、そこは安心して大丈夫だと思います。書類の資格欄にも、今までどおり書けますよ。
新試験への科目免除の経過措置も検討されている
今の高度試験には、受かるとその後一定の期間、ほかの高度試験の科目A-1(以前の午前I)が免除される仕組みがあります。
新しい制度でも、同じような免除が検討されています。対象は、今の高度試験や情報処理安全確保支援士試験で免除の条件を満たした人。一定の期間、新しい試験でも一部の科目を免除する案です。制度が切り替わるときの移行のルール(経過措置)です。
2026年度にエンベデッドシステムスペシャリスト試験に受かれば、新しい試験で免除を使える可能性があります。まだ検討の段階で、決まってはいません。
(参照:IPA「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」(2026年3月31日公開・4月28日更新)、経済産業省 プレスリリース(2026年3月31日))
合格証の日付が数年前でも、高度試験に受かったすごさは変わりません。取得した時期は見ますが、どうして取ろうと思ったのか、背景を知りたいからです。いつ取ったか自体は、あまり重要ではありません。
組み込みエンジニアの転職市場での評価はどうなる?【現役IT人事の見解】


ここからは、書類選考や面接をしている人事の立場からお話しします。
合格率15.3%(令和7年度)の難関を突破した「シグナル」は変わらない
エンベデッドシステムスペシャリストを持っている人の書類を見たのは、私はこれまで数人です。私が書類選考で見てきた中では、それくらい出会うことの少ない資格です。
令和7年度の合格率は15.3%で、受験した1,156人のうち合格は177人でした。8割以上が不合格になる試験なんですよね(推移は上の表のとおりです)。
試験の名前が変わっても、高度試験の合格者を書類で高く見る姿勢は変わらない。それが私の見立てです。条件面や足切りの基準に合っていれば、一度会ってみたいと思う資格です。



書類でこの資格を見たら、私はかなりのプラスとして読みます。そのうえで面接では、どうして取ろうと思ったのか、実務でどう活きたのかを聞いています。そこが話せると、ぐっと伝わります。
組み込みは「業界特化型スペシャリスト」ゆえの強みがある
組み込みの仕事は、作る製品と強く結びついています。私が書類で見てきた組み込みの経歴も、車載と家電が多くありました。
- 自動車:エンジンやブレーキを動かす制御ソフト、カーナビなどの車載機器
- 家電:エアコンや洗濯機などの制御
- 産業機器・IoT:工場の機械や、ネットにつながるセンサー機器
「組み込みはもう古いのでは?」という声を耳にすることもあります。ただ、私が採用に関わってきた中では、組み込みの人は採りたくても採れない状況が続いていました。
ただし「資格名だけ」で評価が上がる時代は終わりつつある
資格だけで評価が決まるわけではありません。組み込みの書類で私が最初に見るのは、資格欄より職務経歴のほうです。
- C・C++・アセンブラ(機械に近い言語)での開発経験
- ハードウェアに近い部分を担当した経験
- 何かしらのエンジニア経験と、マネジメントの経験
そのうえで、資格と経歴の組み合わせは次のように読んでいます。
- 資格欄にエンベデッドシステムスペシャリストがある → プラスに見る
- 職務経歴書にマイコン制御や車載ソフトなどの開発経験がある → 書類で最初に確かめたいところ
- 資格はあるが、組み込みの実務が見当たらない → 「なぜ取ったんだろう」とは感じる。それで書類を落とすことはなく、面接で理由を聞く
新試験「プロフェッショナルデジタルスキル試験」は転職で武器になるか?
2027年度から始まる新しい試験は、転職でどう見られるのでしょうか。
1つ受かれば応用情報技術者試験の合格と同じ位置づけ、という点は、採用する側にも分かりやすい材料になると思います。3つすべての合格者にはデジタル証明の発行も検討されています(参照:経済産業省 プレスリリース)。
ただ、新しい試験が始まるのは2027年度の夏から秋ごろの見込みです。始まってしばらくは、採用する側でも名前を知らない人が多いのでは、と私は見ています。
受ける理由が仕事とつながっているなら、今の試験に2026年度中に受かっておくほうが、転職活動では伝わりやすいと思います。
「C言語の経験あり」の一行だけでは、中身が伝わりにくいんです。「大手自動車メーカー向けECUの制御ソフトを、設計からテストまで担当」のように書くと、書類で伝わります。製品名や顧客名は伏せたままで大丈夫です。
今から受験すべき?新試験を待つべき?【判断フレームワーク】


「受けようと思っていたけど、新しい試験を待ったほうがいいのかな?」
ここでは、状況ごとの考え方を整理します。まずは、2026年度中に受けるメリットとデメリットを表で見比べます。



受けるか待つか、迷うのは普通のことだと思います。どちらを選んでも、私が面接で聞くのはどうして受けようと思ったのかのほうです。受けた時期で評価を変えることはありません。
2026年度中に受験するメリット・デメリット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット1:最後の回 | この名前で受けられる最後の回。試験は2027年2〜3月です |
| メリット2:形式が同じ | 出題形式が今までと同じ。科目B-1は記述式、科目B-2は論述式です |
| メリット3:免除の可能性 | 合格すると、新しい試験で一部の科目を免除してもらえる可能性があります(検討中) |
| デメリット1:論述の対策 | 科目B-2は120分で、3問から1問を選んで論文を書きます。そのための対策が要ります |
| デメリット2:時期が変わった | 以前の秋ではなく2〜3月に実施。申込は2027年1月27日〜2月27日です |
2026年度中に受験するのが向いている人
次のどれかに当てはまるなら、2026年度の試験を受けておくのは自然な選び方だと思います。
- すでに組み込みの勉強を始めている方:
積み上げた勉強をそのまま使えます。今の出題形式で受けられるのは、2026年度後期が最後です - 応用情報技術者試験に受かっている方:
合格から一定の期間は、科目A-1が免除されます。新しい試験への経過措置も検討中です - 組み込み系の職種に応募したい方:
ほかの高度試験と迷っているなら、応募したい職種に合う区分のほうが、面接で話が早いと感じます - 1〜2年以内に転職を考えている方:
新しい試験の合格者が出てくるのは、2027年度の試験のあとです。それまでは、今の名前のほうが採用する側に伝わりやすいと思います
新試験を待つのが向いている人
一方で、次のような方は、2026年度に急いで受けなくても大丈夫だと思います。
- まだ基本情報技術者試験を受けていない方:
基本情報は2027年度以降も続く試験です。土台から順に進めるほうが無理がありません - 組み込み以外の分野にも興味がある方:
新しいシステムの試験には、ネットワークや設計、組込み・制御が並びます。幅広く学びたい人には合う形です
2026年度の受験スケジュール
2026年度の応用情報技術者試験と高度試験は、パソコンで受けるCBT方式に変わりました。エンベデッドシステムスペシャリスト試験は後期だけで、この名前で受けられる最後の回の日程は次のとおりです。
| 項目 | 令和8年度後期 |
|---|---|
| 申込受付 | 2027年1月27日(水)〜2月27日(土) |
| 科目A-1・A-2 | 2027年2月20日(土)〜3月2日(火) |
| 科目B-1・B-2 | 2027年3月16日(火)〜3月28日(日) |
| 受験手数料 | 7,500円(税込) |
もし面接で、受けた理由が「名前がなくなる前に取りたかった」だけだったら、私は落とします。面白い答えではあるんですが、それだけだと仕事に関係ない理由なので。
よくある質問(Q&A)
- エンベデッドシステムスペシャリストの合格は、新試験制度になっても使えますか?
-
はい、使えます。
合格に有効期限はなく、新しい制度に移っても無効にはなりません(IPA「試験に関するよくある質問」)。履歴書にも「エンベデッドシステムスペシャリスト試験 合格」と書き続けられます。ただし、新しい試験の合格に自動で置き換わるわけではありません。
- 組み込み分野の知識は、新試験でも問われますか?
-
問われる見込みです。IPAの出題範囲の改定案(Ver.1.0)では、システムの試験に組込み・制御やIoTの分野が置かれています。
ただ、組み込みだけを問う試験ではなくなるので、出題の深さや量は変わるかもしれません。シラバス案(2026年9月30日更新)とサンプル問題(8月31日更新)は公開済みです。ただしシラバス案は、今後変わる可能性があるとIPAは説明しています。
- 組み込みエンジニアの需要は、これからも続きますか?
-
私が採用に関わってきた中では、組み込みの人は採りたくても採れない状況が続いていました。
試験の名前が変わっても、組み込みの仕事そのものがなくなるわけではありません。新しい試験の出題範囲にも、IoTを含む組込みシステムや制御システムの設計が入っています。
まとめ
最後に、この記事の要点を振り返ります。
- 廃止ではなく再編の予定。今の名前の試験は2026年度で終わり、組込み・制御は新しいシステムの試験の出題範囲に入ります。
- 見直しの理由はAIと幅広さ。経済産業省は、分業前提の試験から、AIも使って新しい価値をつくる人の試験に変えると説明しています。
- 合格はこれからも有効。IPAは、合格に有効期限はなく、無効にもならないとしています。
- 免除の経過措置は検討中。今の高度試験で免除の条件を満たした人は、一定の期間、新しい試験でも一部の科目免除が検討されています。
- 書類ではかなりのプラス。令和7年度の合格率は15.3%で、面接では取った理由と実務での活かし方を聞きます。
- 最後の試験は2027年2〜3月。申込は2027年1月27日〜2月27日、受験手数料は7,500円です。



迷うのは普通のことだと思います。私なら、受けるかどうかを決める前に、受けたい理由を一行だけ書いてみます。仕事とつながる理由が書けたら、それがそのまま面接で話せる答えになります。
試験の名前が変わっても、これまで積み上げてきた組み込みの経験や、合格の記録がなくなるわけではありません。新しい情報が出たら、この記事も更新していきます。
組み込み以外の区分の行方が気になる方は、シリーズのほかの記事もあわせてどうぞ。








その会社が良いかどうかは
他の選択肢を見ないと判断できません
人事の立場から言うと、比較対象を持たないまま決めている人が一番損をしています。
50歳未満/未経験は対象外
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✓ 転職を決めていなくても登録できる
20代後半〜30代が中心
✓ 土曜1日で選考が終わる1Day選考会あり
✓ ITコンサル・メガベンチャーの求人が豊富
※この記事の情報は、2026年10月7日時点でIPA・経済産業省の公表資料を確認したものです。今後の正式な発表で、内容が変わる場合があります。最新の情報はIPA公式サイトで発表されます。

