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CCNAとは?インフラエンジニアが取るべき理由を現役IT人事が本音で解説

「CCNAって取ったほうがいいの?」「受験料が高いって聞くけど、本当に価値あるの?」

インフラエンジニアを目指す方や、現場に入ったばかりの方からこうした相談を受けることがよくあります。

CCNAはインフラエンジニアにとって”最初の武器“と呼べる資格です。

ネットワークの基礎を体系的に学べるだけでなく、採用の現場でも「この人は基礎力がある」と判断するための有力な材料になります。

ただし、受験料が約47,000円と高額であったり、3年ごとの更新が必要だったりと、取得前に知っておくべき注意点もあります。

この記事では、CCNAの試験概要から勉強法、取得後のキャリアパスまでを網羅しつつ、採用する側=人事の目線から「CCNAが選考でどう評価されるか」まで踏み込んでお伝えします。

この記事で分かること
  • CCNAとは何か、シスコ技術者認定の中での位置づけ
  • CCNAの試験概要(受験料・出題範囲・合格ライン・試験時間)
  • CCNAを取得する5つのメリットと、取得前に知っておくべき3つの注意点
  • CCNAの難易度と合格に必要な学習時間の目安
  • 独学で合格するための勉強法と学習ステップ
  • CCNA取得後のキャリアパスと次に取るべき資格

目次

【結論】CCNAはインフラエンジニアの”最初の武器”になる資格

まず、CCNAのポイントを一覧でお伝えします。詳しい解説は後半でしていきますので、まずは全体像をつかんでください。

項目内容
正式名称Cisco Certified Network Associate
認定団体シスコシステムズ
資格の種別ベンダー資格
受験料46,860円(税込)※為替により変動
試験形式CBT方式(随時受験可能)
試験時間120分
問題数約100問
合格ライン約800〜850点/1000点満点(非公開)
合格率非公開(推定25〜30%程度)
学習時間目安未経験者:200〜300時間
有効期限3年(更新が必要)
人事評価未経験〜2年目の採用で高評価。「基礎力がある」証明として有効

※受験料は2026年4月時点の情報です。米ドルベース(300 USD)のため、為替レートにより変動します。

CCNAの最大の特徴は、ネットワークの基礎から実務レベルの知識までを1つの試験でカバーしている点です。

インフラエンジニアとしての土台を固めるのに最適な資格と言えます。

採用のウラ側メモ

CCNAは”ネットワークの基礎がわかっています”という証明として、採用現場で最も認知度が高い資格のひとつです。持っているか持っていないかで、書類選考の通過率は確実に変わります


そもそもCCNAとは?試験の基本情報

すけさん

CCNAについて「名前は聞いたことがあるけど、詳しくは知らない」という方のために、基本情報を整理します。

CCNAの正式名称とシスコ技術者認定の中での位置づけ

CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは

世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ社が認定するベンダー資格です。

シスコ技術者認定には6つのグレードがあり、下から順に以下のように分かれています。

  • エントリー(CCT)──最も基礎的なレベル(英語のみ)
  • アソシエイト(CCNA)──★ネットワークエンジニアの登竜門
  • スペシャリスト──特定分野の専門知識
  • プロフェッショナル(CCNP)──設計・構築レベル
  • エキスパート(CCIE)──業界最高峰
  • アーキテクト(CCAr)──ごく少数の上級者向け

CCNAはアソシエイトレベルに位置しており、6つのグレードの中で最も受験者が多く、最もポピュラーな資格です。シスコ社の製品に関する技術力だけでなく、TCP/IPなどネットワーク全般の基礎知識を持つことの証明にもなります。

世界共通基準の資格なので、国内企業だけでなく外資系企業やグローバル案件でも通用する点が大きな強みです。

試験概要(受験料・試験時間・出題形式・合格ライン)

CCNAの試験概要をまとめます。

項目内容
試験番号200-301 CCNA
受験料46,860円(税込)※300 USD、為替により変動
試験時間120分
問題数約100問前後(非公開)
出題形式選択式、ドラッグ&ドロップ、シミュレーション問題など
合格ライン約800〜850点/1000点満点(正確な数値は非公開)
試験会場ピアソンVUEテストセンター または オンライン受験
受験資格特になし(誰でも受験可能)

注目すべきは受験料の高さです。国家資格(基本情報技術者試験など)の受験料が7,500円であるのに対し、CCNAは約47,000円と6倍以上の差があります。不合格の場合、再受験にも同額がかかるため、十分な準備をしてから臨むことが重要です。

なお、試験の申し込みはピアソンVUEのWebサイトから行います。

試験日は希望日の前日まで予約可能で、全国のテストセンターまたは自宅からのオンライン受験を選べます。

CCNAの出題範囲──6つの分野と出題割合

CCNAの出題範囲は、以下の6分野に分かれています(出典:Cisco公式試験ガイド)。

分野出題割合主な内容
ネットワークの基礎20%ルーター、スイッチ、IPアドレス、OSI参照モデルなど
ネットワークアクセス20%VLAN、EtherChannel、スイッチングの設定など
IP接続25%ルーティングの設定、OSPF、スタティックルートなど
IPサービス10%DHCP、DNS、NAT、NTPなど
セキュリティの基礎15%セキュリティ脅威への対策、ACL、物理セキュリティなど
自動化とプログラマビリティ10%REST API、JSON、SDN、ネットワーク自動化など

IP接続(ルーティング)が全体の25%と最も出題割合が高く、ここをしっかり押さえることが合格のカギになります。

また、「自動化とプログラマビリティ」は2020年の試験改定で追加された比較的新しい分野です。出題割合は10%と少なめですが、今後のネットワーク運用ではますます重要になる分野なので、しっかり学んでおきたいところです。

採用のウラ側メモ

面接でCCNAについて質問する際、”どの分野が一番苦労しましたか?”と聞くことがあります。単に”合格しました”で終わらず、学習プロセスを具体的に語れる人は、”この人は丸暗記ではなく理解して取得したんだな”と好印象です。


CCNAを取得する5つのメリット

CCNAを取得することで得られるメリットを5つ紹介します。

すけさん

単に「就職に有利です」という一般論ではなく、採用側のリアルな評価を踏まえてお伝えします。

ネットワークの基礎を体系的に身につけられる

CCNAの学習を通じて、ネットワークの基礎から実務レベルの知識までを体系的に身につけることができます。

実務の中で断片的に覚えた知識は、どうしても偏りが出がちです。CCNAの学習では、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、自動化まで幅広くカバーされているため、「なぜそう動くのか」を原理から理解できるようになります。

これは日々の業務でトラブルシューティングを行う際にも大きく役立ちます。障害が起きたときに「何となく対処する」のと「原因を理解して対処する」のでは、エンジニアとしての信頼度がまったく異なります。

書類選考の通過率が上がる

採用現場の実感として、CCNAの有無で書類選考の通過率は変わります

特に未経験者の採用では、人事は「この人を育てるのにどのくらいコストがかかるか」を見ています。CCNAを持っている候補者は、「基礎知識がある=教育コストが低い人材」として評価されます。

また、CCNAの受験料は約47,000円と高額です。それだけの費用をかけて取得したということ自体が、「勉強ができる人である」「学習意欲がある人である」という証明にもなります。

同じ未経験者であっても、CCNAを持っている人と持っていない人では、書類上の印象は確実に異なります。

案件のアサインで有利になる(SES・派遣の場合)

SES(客先常駐)や派遣で働くインフラエンジニアにとって、CCNAは案件参画時の評価材料になります。

SESの場合、エンジニアの経歴書(スキルシート)をクライアントに提出し、評価してもらうのが一般的です。同じような実務経験を持つエンジニアが複数いた場合、CCNAを持っている人のほうが選ばれやすい傾向があります。

開発エンジニアはポートフォリオで実力を示せますが、インフラエンジニアは成果物が目に見えにくいため、資格が客観的なスキル証明として特に重要になるのです。

資格手当による年収アップが期待できる

多くのIT企業では、CCNAの取得者に対して月額の資格手当合格一時金(報奨金)を支給しています。

一般的なCCNAの資格手当の相場は、月額5,000〜20,000円程度です。仮に月額1万円の資格手当がつけば、年間で12万円の収入アップになります。

受験料の約47,000円を差し引いても、半年で元が取れる計算です。さらに、CCNAの取得が昇給や昇格の条件として設定されている企業もあり、長期的な年収アップへの効果は大きいと言えます。

CCNP・AWS認定など上位資格への土台になる

CCNAで学んだネットワークの基礎知識は、その後のキャリアで取得する上位資格の土台になります。

  • CCNP Enterprise:CCNAの上位資格。大規模ネットワークの設計・構築スキルを証明
  • AWS認定資格:クラウド上でのネットワーク設計にもCCNAの知識が活きる
  • ネットワークスペシャリスト試験:国家資格の最高峰。CCNAの知識が基礎になる

CCNAなしにこれらの上位資格に挑戦すると、基礎が抜け落ちた状態で学習することになり、挫折率が大幅に上がります。CCNAは「通過点」であると同時に、上位資格への効率的な学習ルートを開く「鍵」でもあるのです。

採用のウラ側メモ

“CCNAを取ったので次はCCNPを目指しています”と面接で語れる人は、キャリアの方向性が明確で好印象です。資格を”ゴール”ではなく”ステップ”として捉えていることが伝わり、長期的に成長してくれそうだと感じます。


CCNAを取得する前に知っておくべき3つの注意点

CCNAのメリットは多いですが、取得前に知っておくべき注意点もあります。ここを理解しておかないと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになりかねません。

受験料は約47,000円──不合格時の再受験も同額

CCNAの受験料は46,860円(税込)です(2026年4月時点)。基本情報技術者試験の7,500円と比べると、約6倍の差があります。

しかも、不合格の場合に再受験するときも同じ金額がかかります。2回受けると約9万円、3回受けると約14万円…と、チャレンジ回数が増えるほど出費もかさみます。

「とりあえず受けてみよう」ではなく、十分な準備をしてから臨むことが非常に重要です。

また、CCNAの受験料は米ドルベース(300 USD)で設定されているため、為替レートの影響で今後さらに値上がりする可能性もあります。受験を検討している方は、なるべく早めに計画を立てることをおすすめします。

会社に資格取得支援制度がある場合は、積極的に活用しましょう。受験費用を会社が負担してくれるケースも少なくありません。

有効期限は3年──更新しないと履歴書に書けなくなる

CCNAには3年間の有効期限があります。取得から3年が経過すると資格は失効し、原則として履歴書への記載もできなくなります

更新するためには、以下のいずれかの方法を取る必要があります。

  • CCNAの試験に再度合格する(再受験料も同額)
  • CCNPの試験のうち1科目以上に合格する

つまり、CCNAを「持ち続ける」ためにも、定期的なコストと学習が発生するということです。これは受験料7,500円で永久に有効な国家資格(基本情報技術者試験など)にはないデメリットです。

ただし、人事の目線で言えば、有効期限が切れていても即マイナス評価にはなりません

切れた理由を確認し、特に気にならない理由であれば選考には影響しないケースがほとんどです。たとえば「業務が忙しくて更新のタイミングを逃した」などは十分に理解できる理由です。

大切なのは、CCNAの学習で得た知識が今も活きているかどうかです。有効期限よりも、実務でどう活かしてきたかを語れるかのほうが重要です。

すけさん

正直に話すと資格取得してから3年以内に転職するのがお勧めです。
もし期限切れになってしまうとその理由を考えるのも大変ですし、意欲的なうちに転職したほうが年収UPやキャリアアップにつながります。

CCNAだけでは「即戦力」とは見なされない

CCNAは確かに評価される資格ですが、CCNAを持っているだけで「即戦力」として扱われることはありません

CCNAはあくまで「基礎知識がある」ことの証明であり、実務経験の代わりにはならないのが現実です。特に中途採用では、CCNAに加えて「どんな環境で、どんな業務を経験したか」が問われます。

未経験からの転職であれば、CCNAは十分なアピール材料になりますが、「CCNAがあるから大丈夫」と資格に頼りすぎるのは危険です。資格は「入口を広げるもの」であり、入社後は実務で力を証明していく必要があります

採用のウラ側メモ

ベンダー資格の受験料は本当に高いので、会社に資格取得支援制度があるかどうかは入社前に必ず確認してください。制度がある会社なら受験料の全額〜一部を負担してもらえることが多く、CCNPまで目指す場合は合計で15万円以上の差になります。


CCNAの難易度はどのくらい?合格率と学習時間の目安

「CCNAって難しいの?」という疑問に、データと現場感の両面からお答えします。

合格率は非公開だが推定25〜30%程度

CCNAの合格率は公式には公開されていません。しかし、学習サイト「Ping-t」の合格体験記やSNSの情報から、実際の合格率は25〜30%程度と推定されています。

つまり、受験者の約7割が不合格になる試験です。「ネットワークエンジニアの登竜門」と呼ばれていますが、決して簡単な試験ではありません。

合格ラインは1000点満点中800〜850点程度とされており(正確な数値は非公開)、8割以上の正答率が求められることになります。まんべんなく得点する必要があるため、苦手分野を放置して得意分野だけで稼ぐという戦略は通用しません。

未経験者の学習時間は200〜300時間が目安

CCNAの合格に必要な学習時間は、未経験者の場合で200〜300時間が目安です。

1日2時間の学習を続けた場合、約3〜5ヶ月かかる計算になります。平日は仕事がある方がほとんどだと思いますので、休日にまとまった時間を確保して加速させるのが現実的です。

すでにネットワーク関連の実務経験がある方や、基本情報技術者試験を取得済みの方であれば、100〜150時間程度で合格しているケースもあります。

受験者のレベル学習時間の目安期間の目安(1日2時間)
IT完全未経験250〜300時間約4〜5ヶ月
基本情報取得済み
or
IT基礎知識あり
150〜200時間約3〜4ヶ月
ネットワーク実務経験あり100〜150時間約2〜3ヶ月

2020年の試験改定で難易度はどう変わったか

CCNAは2020年2月に大きな改定が行われました。それまでは専門分野ごとに複数の試験に分かれていましたが、改定後は「200-301 CCNA」の1つに統一されました。

統一されたことで試験はシンプルになった一方、出題範囲は以前より広がり、全体的な難易度は上がったと言われています。特に「自動化とプログラマビリティ」が新たに追加されたことで、従来のネットワーク知識だけでは対応できなくなっています。

また、シミュレーション問題(実機の設定をシミュレートする記述式の問題)が出題される点も、難易度を上げている要因です。選択肢を選ぶだけの試験ではなく、実際にコマンドを入力して設定する力が問われます。

採用のウラ側メモ

合格率が約25〜30%と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、しっかり準備して臨めば十分に合格できる試験です。逆に言えば、この合格率だからこそ”取得した”ということに価値があり、人事からの評価につながるのです。


CCNAに合格するための勉強法と学習ステップ

CCNAの合格に向けて、効率的な学習ステップを紹介します。独学で合格している方も多いので、正しい順番で学習を進めれば十分に合格可能です。

ステップ1:参考書で基礎知識をインプットする

まずは参考書でネットワークの基礎知識を体系的にインプットしましょう。

CCNA対策で定番とされている参考書には、以下のようなものがあります。

  • 『徹底攻略 Cisco CCNA 教科書』(インプレス)──基礎から丁寧に解説されており、初心者に最もおすすめ
  • 『1週間でCCNAの基礎が学べる本』(インプレス)──IT知識がまったくない方の入門書として
  • 『シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集』(翔泳社)──テキストと問題集が一体になった総合対策本

参考書を読む際のコツは、1回目は全体像をつかむことに集中し、細部の暗記は2回目以降に回すことです。最初から完璧に覚えようとすると、途中で挫折してしまいます。

ステップ2:Ping-tや問題集でアウトプットを繰り返す

参考書でインプットした知識を、問題を解くことでアウトプットしましょう。

CCNA対策で圧倒的に人気が高いのが、オンライン学習サイト**「Ping-t」**です。

CCNA対応の問題が大量に用意されており、分野別・難易度別に繰り返し解くことができます。多くの合格者が「Ping-tを徹底的にやり込んだ」と語っています。

問題集としては、『徹底攻略 Cisco CCNA 問題集』(インプレス)が定番です。参考書と合わせて使うことで、インプットとアウトプットのサイクルを効率的に回せます。

学習の目安として、問題集の正答率が安定して90%以上になったら、合格圏内と考えてよいでしょう。

ステップ3:Packet Tracerで実機シミュレーションに慣れる

CCNAの試験にはシミュレーション問題が含まれています。これは、仮想的なネットワーク環境で実際にコマンドを入力して設定を行う問題です。

この対策として、シスコ社が無料で提供しているネットワークシミュレーターソフト「Cisco Packet Tracer」を活用しましょう。実機を購入しなくても、PC上でルーターやスイッチの設定を練習できます。

Packet Tracerでの練習は、試験対策だけでなく実務に出てからも役立つスキルになります。コマンドの入力に慣れておくことで、現場に出たときにスムーズに業務に入れるはずです。

独学が不安な人向けの学習手段(スクール・研修制度)

独学での学習に不安がある方は、以下の選択肢も検討してみてください。

  • ITスクール
    CCNA対策に特化したコースを提供しているスクールがあります。講師に質問できる環境で学べるのが大きなメリットです
  • 入社先の研修制度
    IT企業の中には、新入社員向けにCCNA取得を目標とした研修を実施している会社もあります。転職先を選ぶ際に、研修制度の内容を確認しておくのもおすすめです
  • Udemy
    動画形式でCCNA対策講座を受講できます。セール時に購入すると数千円で学べるため、コストパフォーマンスが良い選択肢です

転職活動を検討中の方は、おすすめの転職エージェントまとめも参考にしてください。

採用のウラ側メモ

独学で合格した方は、面接でそのプロセスを語ること自体がアピールになります。**”参考書で基礎を学び、Ping-tで問題を解き、Packet Tracerで手を動かして合格しました”**と具体的に語れると、自走力のある人だなと評価できます。


CCNAを取った後のキャリアパスと次に取るべき資格

CCNAを取得した後は、キャリアの方向性に合わせて次の資格を目指しましょう。ここでは代表的な3つのルートを紹介します。

ネットワーク系を極めるならCCNP Enterprise

ネットワークエンジニアとしてのキャリアを深めたい方は、CCNP Enterpriseが次のステップです。

CCNPはCCNAの上位資格であり、大規模ネットワークの設計・構築・トラブルシューティングの能力を証明します。CCNPを持っていると構築案件にアサインされやすくなるという声は多く、運用保守から構築・設計に上がるための強力な武器になります。

ただし、受験料はコア試験+コンセントレーション試験の2科目で合計約109,000円(税込)と高額です。

高すぎますよね。。

会社の資格取得支援制度の活用がおすすめです。

クラウドに広げるならAWS認定資格

クラウドエンジニアへのキャリアチェンジを考えている方は、AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)から始めて、AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)へ進むのが王道ルートです。

CCNAで学んだネットワークの基礎知識は、クラウド上でのネットワーク設計(VPC、サブネット、セキュリティグループなど)を理解する際にそのまま活きます

クラウド移行プロジェクトが増えている現在、CCNA+AWS認定の組み合わせは市場価値が非常に高いです。

国家資格も押さえるなら応用情報技術者試験

長期的なキャリア形成を見据えるなら、応用情報技術者試験(AP)も検討しましょう。

受験料が7,500円と安く、合格すれば永久に有効な国家資格です。社内の昇進・昇格要件として設定されている企業も多く、ベンダー資格とは異なる角度でのスキル証明になります。

CCNAで「実務スキル」を、応用情報で「体系的な基礎力」を示す──この組み合わせは、採用面接で非常にバランスの取れた印象を与えます。

各資格の詳しい解説と取得順序は、インフラエンジニアの資格おすすめロードマップをご覧ください。

採用のウラ側メモ

CCNA取得後に”次にどの資格を取るか”を決めかねている方は、まず自分がネットワーク・サーバー・クラウドのどの分野に興味があるかを考えてみてください。方向性が決まっていない状態で闇雲に資格を増やすと、人事からは”軸がない人”と見られてしまうリスクがあります。


よくある質問(Q&A)

CCNAは未経験でも独学で合格できますか?

はい、十分に可能です。実際に多くの合格者が独学で取得しています。

ポイントは「正しい順番で学習を進めること」です。参考書で基礎をインプット → Ping-tで問題をアウトプット → Packet Tracerで実機練習、という3ステップを守れば、未経験でも200〜300時間の学習で合格を目指せます。

ただし、ネットワークの基礎概念に馴染みがない方は、先に基本情報技術者試験や入門書で全体像をつかんでからCCNAの学習に入ると、挫折しにくくなります。

CCNAとLinuC、どちらを先に取るべきですか?

目指す方向性によって判断しましょう。

  • ネットワークエンジニアを目指すなら → CCNAが先
  • サーバーエンジニアやクラウドエンジニアを目指すなら → LinuCが先

どちらの方向性も決まっていない場合は、CCNAを先に取ることをおすすめします。ネットワークの知識はインフラエンジニアのどの分野に進んでも必要になるため、汎用性が高いからです。

この2つの比較については、インフラエンジニアの資格おすすめロードマップでも解説しています。

CCNAの有効期限が切れたらどうなりますか?

CCNAの有効期限は取得から3年間です。期限が切れると認定は失効し、原則として履歴書への記載もできなくなります。

更新するには、CCNAの再受験またはCCNPの1科目合格が必要です。

ただし、採用側の目線としては、有効期限切れだけで即マイナス評価にはなりません。切れた理由を確認し、「業務が忙しくて更新タイミングを逃した」「現在再取得に向けて学習中」など、合理的な説明ができれば選考にはほぼ影響しません。大切なのは、CCNAで学んだ知識を実務でどう活かしてきたかを語れるかどうかです。


まとめ

この記事では、CCNAの試験概要から勉強法、取得後のキャリアパスまでを、現役IT人事の目線を交えて解説しました。

この記事のポイント
  • CCNAはネットワークの基礎を体系的に証明できる、インフラエンジニアの”最初の武器”
  • 受験料は約47,000円と高額。不合格時の再受験も同額なので、十分な準備が必須
  • 有効期限は3年。ただし期限切れでも合理的な理由があれば選考に大きな影響はない
  • 人事はCCNA保有者を「勉強ができる人」「教育コストが低い人材」として評価する
  • 合格率は推定25〜30%。未経験者でも200〜300時間の学習で合格は十分可能
  • CCNA取得後は、CCNP・AWS認定・応用情報技術者試験など、キャリアの方向性に合わせて次のステップへ

CCNAは取得して終わりではなく、キャリアを前に進めるためのスタートラインです。まずは参考書を1冊手に取るところから、最初の一歩を踏み出してみてください。

すけさん

インフラエンジニアの資格全体のロードマップは、インフラエンジニアの資格おすすめロードマップで詳しく解説しています。あなたのレベルに合った資格の選び方がわかりますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

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